「スマートグラス」使い遠隔看護 NTTコム、医療DX実証実験

スマートグラスで離れた場所にいる患者の映像を確認しながら、看護にあたるHITO病院の山本小百合副看護師長=14日、愛媛県四国中央市

 NTTコミュニケーションズが14日、愛媛県四国中央市のHITO病院で、医療分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた実証実験の様子を公開した。患者のベッドに設置したカメラの映像を、別の場所にいる看護師が着用した眼鏡型端末「スマートグラス」で確認。患者の異常の早期発見や看護師の負担軽減につなげ、医療の効率化を狙う。

 導入されたのは、患者が看護師に合図を送るボタンを押すと、病室の映像がスマートグラス上でリアルタイムに確認できるシステム。スマートグラスには通話機能も付いており、映像を見ながら、患者や他の看護師とコミュニケーションを取ることも可能だ。

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