放流した子ガメ、今どこに? 北太平洋の位置情報公開

北太平洋中部で放流される、位置情報を追跡する送信機を付けたアカウミガメの子ガメ(名古屋港水族館提供)

 名古屋港水族館は14日、北太平洋でのアカウミガメの回遊ルートを解明するため、位置情報を追跡する送信機を付けた子ガメ25匹を北太平洋中部で11日に放流したと発表した。研究プロジェクト「STRETCH(ストレッチ)」のホームページ(HP)で子ガメの位置情報を公開している。

 米国やニュージーランドなどの研究機関と共同で調査。人工ふ化させた2歳ほどのカメの甲羅に小型送信機を固定し、船から海へ放った。北米大陸の西海岸沖へ到着するまでの位置情報を追跡し、早ければ12月ごろにたどり着くという。4年間で毎年25匹ずつを放流する。

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