王者フルトン「状態は最高」 井上尚戦に手の内明かさず

調整する世界スーパーバンタム級2団体王者のスティーブン・フルトン=横浜市の大橋ジム

 世界ボクシング評議会(WBC)と世界ボクシング機構(WBO)のスーパーバンタム級世界王者、スティーブン・フルトン(米国)が14日、井上尚弥(大橋)の挑戦を受ける世界戦(25日・東京・有明アリーナ)に向け、横浜市の大橋ジムで取材に応じ「コンディションは最高」と仕上がりの良さをアピールした。

 公開練習では、シャドーボクシングなど軽めの内容で切り上げ、手の内を明かさなかった。

 バンタム級で世界主要4団体王座を統一し、階級を上げた井上尚に対し、スーパーバンタム級で豊富な経験と実績を誇る。「その時に良かった方が勝つ」と冷静で「自信がなければ日本まで来ない」と風格を漂わせた。

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