小倉南区舞ケ丘の閑静な住宅街に建つ、淡いイエローの外観が目を引く一戸建て。
一見、新築に見えるこちらの物件ですが、実は1990（平成2）年に建てられたという築33年の戸建を、駐車場から外壁塗装、室内、水回りまでまるごとリフォームされて大変身したものなのです。
「最近は新築ではなく、リフォームした中古物件を選ぶ人も増えていますよ」と話すのは、中古物件の販売を行う、株式会社ミクニの田﨑健一さん。
そんな田﨑さんに舞ケ丘の一戸建てのリフォームのポイントを教えてもらいました。
1台分だった駐車場スペースを3台分に増設工事
今回の舞ケ丘の物件は1990（平成2）年に建てられた、木造セメント瓦葺2階建て。間取りは4SLDKとなっています。
今回の一番のリフォームのポイントは、元々1台分だった駐車場スペースを3台分に増やしたことだと言います。
周辺には子育て世代のファミリーに人気の高い「花農丘公園（北九州市立総合農事センター）」や「長野緑地」などもあり、閑静な住宅街が広がる舞ケ丘。西鉄バス「舞ケ丘第三公園下」停から徒歩3分と近くにはバス停がありますが、その場所柄、毎日の生活活動に車を利用しているという人が多いエリアです。
そのため、1台分しかなかった駐車場スペースを3台分確保できるよう増設工事を行ったとのこと。夫婦また親子で車をそれぞれ通勤・通学に使っているという人、来客の機会が多いという人も3台分あれば安心です。
「駐車場を増やす」との選択にまず驚きました。これは確かに便利です。
水回り設備を一気に新品へ交換
もう一つの大きなリニューアルのポイントは、水回り設備を一気に新品交換したことなんだそう。
キッチン部分は新しいシステムキッチンを設置。
ダイニングとの仕切り部分もスッキリし、リフォーム前よりもダイニングの様子がしっかり見えるようになりました。
また、ピンクのタイルであたたかみのある印象だった浴室は、茶色と白を基調とした落ち着きのある雰囲気に。バスタブも広くなりました。
浴室へと続く洗面台は、元々浴室と合わせた感じのピンク色をメインカラーとしたものでした。
それがリニューアル後は浴室と同じ茶色と白で揃えたスタイリッシュなデザインに。鏡は大きくなって見やすくなり、収納スペースも区切りが増え、使いやすくなっています。
1階と2階にあるトイレは環境にもお財布にもやさしい節水型の最新タイプのものと交換。タンク部分もスッキリしたので、トイレが広く感じます。
やっぱり水回りがきれいだと嬉しいですし、一気に新築感が出ますね。
2階の洋室1室にウォークインクローゼットも新設
そのほか、2階の洋室1部屋には収納力に優れたウォークインクローゼットを新設。衣類をまとめて管理しやすいのは大変便利です。
また家全体の壁紙の貼替、床部分にはフロアタイルを上貼、畳の表替、襖・障子は張り替え済み。この他にもガス給湯器・シューズボックスの新品交換やシロアリ対策のための防蟻工事なども行われているそう。
ちなみにこちらのリフォーム物件の価格は2198万円。中古住宅の検査と保証がセットになった保険制度「既存住宅売買瑕疵保険」付きとのこと。
マイホームの購入を考えた時にリフォームと新築のどちらがいいのか迷うところですが、中古物件をリフォームした今回の場合は、家を新築するための基礎工事などが不要なため、新築よりも工事費用は抑えられているそうです。
なお、こちらの物件は株式会社ミクニ小倉センター（小倉北区紺屋町12-4／TEL 093-531-0392）で販売中です。
また、中古物件の買取についても、不動産（土地・戸建・マンション）の買取から再生までを行うグループ会社の株式会社リノベミクニ（専用ダイヤル／093-512-0392）で受け付けているそうなので、自分が持っている不動産を買い取ってもらってリフォームして生まれ変わらせて、次の世代へと引き継いでいってもらうのもいいかもしれません。
【物件概要】
■所在／北九州市小倉南区舞ケ丘2-7-7 〈土地〉■権利形態／所有権 ■面積／公簿217.41㎡ ■地目／宅地 ■接面道路／公道(幅員約6.0ｍ) 〈建物〉■専有面積／1階71.21㎡ 2階52.17㎡ ■延床面積／（公簿）約123.38㎡ ■構造／木造セメント瓦葺２階建 ■築年月／平成2年10月 〈設備〉■上水道／公営 ■下水道／公営 ■ガス／都市ガス 〈制限〉■都市計画／市街化区域 ■用途地域／第1種低層 ■その他／地区計画・建築協定
◆取材協力：株式会社ミクニ
