ガレットを探して、夏のサン・マロを黒犬と街歩き

こんにちは、フォトグラファーの吉田パンダです。暑い、暑い、暑い、、とアイスを食べる家人の傍で茹だっているのは、夏が苦手なダブルコート被毛、スキッパーキのスキです。ごめんごめん、すぐに日陰に行って水をあげるよ。

さて、ブルターニュを代表する美しい海辺の町のひとつ、サン・マロ編最終回。今日も黒犬と街歩きです。

城塞(じょうさい)の壁にぐるりと囲まれた旧市街。

前回夕食をとったCAFE DE L’OUEST。皆、夏らしいパナマ帽がいいなあと思ったら、、

お店がテラス席に座る人に貸し出しているものでした。良いアイデアですね。

さて、こちらはプリミティブな家具とヴィンテージ、モダンが絶妙に調和するコンセプトストア、LA MAISON GENERALE。チーズケーキが有名なここのサロン・ド・テ(ケーキなどを提供する喫茶店)をアテにしてきたら、この日は残念ながら貸切営業のみで入れませんでした。犬猫もOKな店内を少し歩きましょう。

LA MAISON GENERALE

https://www.lamaisongenerale.com/fr/

色使い、デザイン、組み合わせ、参考にしても真似できないんですが、ほんと、どこを切り取ってもお洒落空間です。

「そこまで褒められると照れますな」

いや君のことじゃないし。第一、いつも黒一色じゃないですか。そこが良いんだけど。ミニオオカミみたいなタテガミも似合ってるね(親バカ)。

家具は簡単に手が出ませんが、膝掛けや小さいラグなど、ファブリックものは間違って買ってしまいそうで危険です。脱出しなくては。

城塞沿いを歩いて、ガレット店に向かいます。

「すいませーん!チーズとハムのガレットひとつくださいなー」

そこじゃないよー!

潮が引いたビーチでは、皆日光浴を楽しんでいます。

というわけで、到着しました。ブルターニュといえばのガレット。東京とパリにもお店があり、いつも行列のできるそば粉のガレット店、BREIZH CAFEです。

BREIZH CAFÉ

https://www.breizhcafe.com/le-comptoir-breizh-cafe

「こっちが本当のガレット店だったか」

だったね。

スタンダードに、、というか遅刻常習犯の我ら、サン・マロにあるレストランの方のお昼時間には間に合わず、カフェの方に来たのでメニューの選択肢がもとよりありません。いや、いいんです、スタンダード万歳。ハムチーズ卵にオニオンコンフィ、ボルディエバター添えです。ちなみにサン・マロといえば、厳選された素材で作られたバターで世界的に人気を博している、ボルディエバターもおすすめです。

Le Beurre Bordier

https://www.lebeurrebordier.com/

「ひとくち落としてもいいんだぞ?」

あとでクロケットがたぶん、落ちてくるよ。

カフェの隣にはショップがあり、そば茶、そばクッキー、そばチップスなどが購入できます。こうなったらぜひ日本蕎麦も食べたいところですね←残念ながら置いてません。

以上、今回も黒犬と気楽な街歩きをお届けしました。日本同様フランスも地方色が豊かですが、その中でもブルターニュ地方はいまだにケルトの歴史を色濃く残した独自の文化が景観にも、ここで生まれ育った人たちにも影響しているように感じます。さらに西へ歩を進め、紀元前5000年頃、ピラミッドよりも前に作られた西洋最古の大型建築物と言われるカルナック列石群なども訪ねてみたいですね。冒険はつづく、、ということで、次回はまだ未定です。

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