トリックアートの世界へようこそ 瀬戸内、名画と組み合わせ作品展

背の高さが実際とは異なって見えるエイムズの部屋

 目の錯覚を利用した「トリックアート」と印象派の名画を組み合わせた作品展が、瀬戸内市牛窓町牛窓の市立美術館で開かれている。絵画の世界に潜り込む不思議な体験が味わえ、親子連れらが写真撮影などを楽しんでいる。8月20日まで。

 「印象派とトリックアート展」と題しゴッホやモネ、セザンヌなど印象派巨匠の代表作をモチーフにしたトリックアート作品16点を展示。ゴッホの自画像と「夜のカフェテラス」を組み合わせた作品では、壁から床に延びた絵の上に置かれた椅子に座ると、ゴッホとテーブルを囲んでお茶を楽しむ写真が撮れる。セザンヌの絵が飾られた「エイムズの部屋」はある地点から見ると、立つ位置で背の高さが異なって見える体験が味わえる。

 同館は「誰もが楽しめる体験型のアート。美術を楽しむきっかけになれば」と話している。

 午前9時~午後5時。月曜休館(17日開館、18日休館)。一般500円、小中学生200円。問い合わせは同館(0869―34―3130)。

モネの睡蓮をモチーフにしたトリックアート

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