パウ・トーレスが語る移籍の理由「エメリ監督のプロジェクトに惹かれた」

7月12日、アストンヴィラはスペイン代表DFパウ・トーレスをビジャレアルから獲得したことを発表した。

ビジャレアルの下部組織から2017年にトップチームに昇格したパウ・トーレスは、マラガへの期限付き移籍を経てビジャレアルで主力に定着。2019年10月にはスペイン代表デビューも果たし、カタール・ワールドカップにも出場するなど23キャップを記録している。

今回の移籍によって、パウ・トーレスは恩師と再会を果たすことになる。ビジャレアルで2年あまりをともに過ごし、2020-21シーズンにはヨーロッパリーグ制覇も経験したウナイ・エメリ監督は「アストンヴィラの監督に就任して以来、トーレスに注目していた」と語る。

そんなパウ・トーレスが、アストンヴィラ加入後初となるインタビューに応えた。

◉パウ・トーレス 初インタビュー(動画はこちら
ーーパウ・トーレス、アストン・ヴィラへようこそ。ここに来た感想は?
「とてもうれしいです。キャリアにおける決定的な一歩であり、前進だったと思います。踏み出す準備ができていた一歩ですし、ここアストンヴィラに来られてうれしいです。私にとって絶好のチャンスだと思うので、最大限に活用したいと思います」

ーークラブやここでのプロジェクトにおけるどんな点があなたを引きつけたのでしょうか?
「そうですね……この1年で急速に進化したプロジェクトに引かれました。ウナイ・エメリ監督がここに来た時、チームは大変な時期を過ごしていましたが、アストンヴィラはヨーロッパカンファレンスリーグの出場権を手にしました。これはクラブにとって大きな一歩であり、毎年向上していくという野心を示したとも思っています。そして、今シーズンはより上の順位に行けると願っています」

ーーウナイ・エメリ監督はあなたのことをよく知っていますよね? 彼と話はしましたか? どんなことを言われましたか?
「監督と会話を交わし、その中で彼がここアストンヴィラで進めているプロジェクトについて説明してくれました。私はそのプロジェクトに魅了されたんです。私の移籍の可能性についても話をしました。私たちは今が移籍に最適な瞬間だと思ったんです。そして今、私はここにいます。先発すること、そして自分の能力を皆さんに見せることを楽しみにしています」

ーーイングランドで、そしてプレミアリーグでプレーすることをどれだけ楽しみにしていますか?
「プレミアリーグは世界最高のリーグの一つです。私にとって新しい経験になります。プレミアリーグでプレーしたことのある多くのチームメイトが、このリーグを、ファンを、スタジアムを称賛しています。それらを自分の肌で感じることをとても楽しみにしています」

ーープレシーズンに向けて、他の選手と合流するのが待ちきれないんじゃないかと思います。すでに会ったことのある選手はいますか?
「アレックス・モレノですね。ここに来る前に彼と話をする機会がありました。クラブの中がどんな様子なのか、彼が加入した時はどうしたのか、特に最初の数日間をどう過ごしたのかを聞きました。彼がロッカールームにいることが、私の適応を助けてくれると思っています」

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