「睡眠時間削ってでも子育てを」ryuchellさんが注ぎ続けた息子への愛 死去2日前にはグアムへ渡り5歳のお祝い

7月12日、東京都渋谷区の事務所で死亡しているところを発見されたタレントのryuchellさん(享年27)。元妻でパートナーのpeco(28)や、2人の間に生まれた息子・リンクくんにはこれまで惜しみない愛情を注いできた。

’16年の大晦日、結婚を発表したryuchellさんとpeco。’18年2月にはpecoの妊娠を発表し、ryuchellさんは自身のTwitterで《ぺこりんのお腹の中に、愛しい、愛しい、赤ちゃんがいます。僕たちらしく。そしてパパとして、幸せを築いていけるよう頑張ります。これからも僕たちを暖かく見守ってください。よろしくお願いします》と嬉しさを滲ませていた。

実際に、妊娠が発覚した時のryuchellさんの喜びは相当なものだった。当時、本誌の取材に対しpecoの母親はこう語っている。

「最初にLINEで『できたみたい。病院に行ってくる』と報告がありました。妊娠が確定したときはりゅうちぇるさんが大興奮だったそうで、走り回ったり飛び跳ねたりして喜んでいたそうです(笑)」

ryuchellさんの子煩悩ぶりは生まれる前から始まっていた。pecoの母は、ryuchellさんが当時、育児のために休業することも考えていたと明かした。

「『父親になるんだから、責任感を持っていかないと。仕事も僕が頑張る!』と言っていました。というのも娘は『仕事のために子どもを預けることはしたくない。子どもは自分の手で育てたい』と言っていて、仕事を休むことも考えているそうです。それもあって、りゅうちぇるさんは気合いを入れ直しているようでした」

pecoの母は’18年7月に、長男のリンクくんが生まれた際のryuchellさんの様子も教えてくれている。なんとryuchellさんは、トイレのため離れる以外は12時間の陣痛にずっと付き添い続けていたのだ。無事息子が産まれた際には、涙を流す場面も。さらに、息子とpecoへの献身ぶりは出産後も変わらなかったという。

「りゅうちぇるさんは自分が仕事で疲れて帰ってきても娘のことを気づかってくれて、子供が生まれてからは睡眠時間を削ってでも一生懸命子育てを手伝ってくれています。本当にありがたいことです」

’22年8月には「父親であることは心の底から誇りに思えるのに、自分で自分を縛りつけてしまっていたせいで、“夫”であることには、つらさを感じてしまうようになりました」と複雑な心境を明かし、法律上の夫婦関係を解消したryuchellさんとpeco。しかし当然ながら、息子への愛情が変わることはなかった。

今年3月に本誌が離婚後の家族の様子について尋ねるとpecoの母は「これまで通り3人で仲良く暮らしてます」とコメント。「洗い物や幼稚園への送りなんかはryuchellもやってくれていますよ。仕事の空き時間が1時間ぐらいあれば家に帰ってきて子供と遊ぶこともありますしね。(昨年の離婚で)家事や育児に関して変わったことはありません」と、ryuchellさんの育児ぶりを語っていた。

13日にpecoが発表したコメントによると、ryuchellさんが亡くなる2日前の10日には、長男の誕生日祝いのためにryuchellさんもグアムを訪れていたという。

《息子の5歳のお誕生日だった7月11日の前日は、じつはりゅうちぇるも日本からお祝いしにグアムへ来てくれていました。息子のお誕生日当日は朝に帰らないといけないから、前日の7月10日、息子もスクールをお休みして、丸一日たっぷり3人で出かけてあそび、おおはしゃぎして、息子の5歳をお祝いしました》

pecoのInstagramには11日の誕生日当日、バースデーケーキと共に写るリンクくんの写真が投稿されている。

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