ニセ電話詐欺防止策を議論 茨城県コンビニ防犯協

ニセ電話詐欺の防止策を話し合った県コンビニエンスストア防犯協議会総会=県警本部

茨城県コンビニエンスストア防犯協議会(大川裕会長)の本年度総会が14日、水戸市笠原町の県警本部で開かれ、コンビニ店と県警の担当者15人が、ニセ電話詐欺や強盗の防止策について話し合った。

県警生活安全部の三森祐敦部長は総会で、コンビニ店従業員の声かけで今年上半期は169件計約9千万円のニセ電話詐欺被害が未然に防がれたと報告。謝意を示すとともに、今後も「利用客への積極的な声かけと警察への通報をお願いしたい」と協力を求めた。このほか、今年はコンビニ店強盗が既に5件発生していることから、防犯設備の点検や従業員に対する訓練の実施も呼びかけた。

また、電子マネーをだまし取るニセ電話詐欺被害を2年余りで7件防いだ「ミニストップ竜ケ崎北方店」担当者が、被害が疑われる来店者へ声かけする際のポイントも紹介した。

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