大河ドラマ「どうする家康」の時代考証者、平山優さんが福井にやって来る 8月に歴史講演会

平山優さんⓒKazuhisa Hatanaka

 福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(福井市)と福井県立歴史博物館(同)の特別展に関連し、福井県は連続講演会「真夏のふくい戦国まつり」を8月5、6日に3回シリーズで開く。朝倉義景や柴田勝家、結城秀康らを取り上げ、激動の郷土史をひもとく。

 県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館の特別展「朝倉義景の一生」(7月22日開幕)に合わせた「朝倉義景・武田信玄VS織田信長・徳川家康」を、8月5日午後1時半から同館で開く。大河ドラマ「どうする家康」の時代考証を担う歴史学者の平山優さんが、両勢力の覇権争いに迫る。

 同じく平山さんによる「徳川家康と越前松平家」を、8月6日午前10時半から福井県生活学習館(福井市)で企画。家康の次男、結城秀康が関ケ原の戦いの功績で越前一国を与えられ、福井藩の礎を築いた歩みをたどる。

 県立歴史博物館では、特別展「『鬼柴田』勝家の実像」(7月29日開幕)の一環で、「秀吉と勝家~賤ケ岳に至る両将の葛藤」を8月6日午後2時から同館で開く。長浜城歴史博物館(滋賀県長浜市)の元館長、太田浩司さんを招き、織田信長の後継を巡り激突した勝家と秀吉の関係に焦点を当てる。

⇒【申し込む】8月6日開催!平山優さんの講演会「徳川家康と越前松平家」

 いずれも無料。5日の講演会は既に定員に達した。6日の「徳川家康~」は専用フォームから申し込み、「秀吉と~」は県立歴史博物館=電話0776-22-4675=へ。

© 株式会社福井新聞社