江戸っ子、意地の「大花火」 暑さに強い花5万株で地上絵

都内産の花で花火を描いた大花壇(東京都江戸川区で)

東京都江戸川区の葛西臨海公園で14日、都内産の花で描いた大花火の地上絵がお目見えした。花は都内の花き農家16戸が生産したメランポジウムやジニア、ペチュニアなど10種、約5万1800株を使った。いずれも夏の暑さに耐性がある。

播種(はしゅ)時期を合わせるなど、農家が連携して準備した。都花き園芸組合連合会温室鉢花部会の坂井清人会長は「約10年かけて、東京の夏の暑さに負けずに美しく咲く品種を探してきた。都内の花き生産者の腕の見せどころだ」と力を込める。

デザインは、造園業の「お花がかり」が担当。東京湾の水面に映る花火をイメージした。同社代表の竹谷仁志さん(61)は「花の成長具合で変わる花火を楽しんで」と話す。

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