NPT再検討会議に希望を託す 高校生が広島市長を訪問

7月末からオーストリアのウィーンで開かれるNPT=核拡散防止条約再検討会議の準備委員会に派遣される高校生が15日、広島市の松井市長を訪ねました。

派遣されるのは広島県内4つの高校の生徒8人です。
(広島女学院高校・修道高校・盈進高校・広島市立舟入高校)

8人は「被爆者の魂の声を伝えたい」などと決意を語っていました。

2回続けて決裂したNPT再検討会議は次回、2026年に予定されていて、その準備委員会が7月31日からウィーンで始まります。

8人は、委員会を傍聴するほか松井市長とともに国連関係者に高校生が集めた「核廃絶」を求める署名(1万8991筆)を手渡す予定です。

盈進高校2年 池田和音さん
「被爆者の核廃絶を願う強い思いを胸に刻み継承し世界の仲間と連帯することを目標にしたい」

新型コロナの影響でNPT関連の会議に高校生が派遣されるのは4年ぶりだということです。

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