吉田、複数安打でイチロー超え 打率は首位と6厘差

カブス戦の7回、ターナー(右)が2ランを放ち、生還して喜ぶレッドソックスの一走吉田=シカゴ(AP=共同)

 オールスター戦の休みで気持ちはリフレッシュしたが、記録は途切れさせなかった。レッドソックスの吉田は14日、複数安打の連続試合記録を8に伸ばし、イチローを超えて日本勢最長に。打率もア・リーグ首位に6厘差に迫る3割1分7厘に上昇。「僕らはイチローさんや松井(秀喜)さんを見ていた世代。記録はそこまで執着していなかったが、うれしい」と謙虚に喜んだ。

 3打席目まで凡退したが、七回は外角の変化球を中前に運び、九回は外角直球を左前にはじき返した。「ストライクゾーンが広かったので、自分の中でゾーンを広げてコースなりに打てた」と修正力が光った。

 試合前にはカブスの鈴木とも再会し「メジャーの舞台で切磋琢磨しながら、同じフィールドでプレーできるのは感慨深い」と語った。チームは6連勝で、プレーオフを狙える位置に接近。「これからも勝ち続けられるように貢献していきたい」と意気揚々だった。(シカゴ共同)

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