田辺ACの平阪君全国へ 和歌山県小学生陸上、小6男子100メートルで優勝

 日清食品カップ和歌山県小学生陸上競技交流大会(和歌山陸上競技協会主催)がこのほど、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場であり、男子小学6年100メートルで、田辺AC所属の平阪璃桜君(田辺市中芳養小学校6年)が12秒98を記録して優勝した。9月17日に横浜市の日産スタジアムである全国大会に出場する。

 県大会は、県小学生陸上競技選手権大会を兼ねて55チーム、558(男295、女263)人が参加した。全国大会に出場できるのは、5年100メートルと6年100メートル、二種競技コンバインドA、Bの男女優勝者と、男女混合の4×100メートルリレーの優勝チーム。

 平阪君は昨年10月、田辺・西牟婁小学校陸上競技大会(郡陸競)に参加したことがきっかけで陸上を本格的に始めた。そこからめきめきと力を付け、今大会ではこれまでの自己ベストの13秒41を更新した。

 平阪君は「体調が優れていたし、スタートダッシュがいつもより良かった。自分より速い選手に勝てて、すごくうれしい」と振り返る。2位の選手の記録は13秒24。その選手に勝つことを目標に、人一倍練習したという。

 「陸上の短距離は、一瞬の中でどちらが先に出るかという競争が楽しい。初めての全国大会。とにかく1位を目指して頑張る」と、力強く語った。

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