梅雨明け前に海水浴場にぎわう 「海の日」の3連休スタート

家族連れや若者らでにぎわう白良浜海水浴場(15日午前10時すぎ、和歌山県白浜町で)

 海の日(17日)までの3連休が15日に始まり、和歌山県白浜町の白浜温泉街には多くの観光客が訪れている。梅雨明けが間近に迫り、学校の夏休みが間もなく始まることから、地域はにぎやかな時季を迎える。

 白良浜海水浴場には、午前中から家族連れや若者らが続々と訪れた。砂浜の中央部を中心にテントやパラソルが並び、波打ち際で子どもが楽しむ様子も見られた。

 サーフパトロール本部は「午前9時の時点では500人ほどだったが、どんどん増えている」と話した。15日からライフセーバーを増やしたという。

 大阪府吹田市から家族4人で訪れていた主婦(35)は「白良浜に来るのは3、4年ぶりになるが、やっぱりきれい。海に入ると最初は冷たかったが、暑くなってきているので気持ち良かった」と話した。

 白良浜前にある南紀白浜観光協会の駐車場(約60台収容)は、午前7時40分ごろに満車となった。

 町内にある他の景勝地の駐車場も、県外ナンバーの車が目立っている。

■すさみで海開き

 すさみ町周参見の海水浴場は15日、海開きした。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」になってから初めての夏で、町は多くの来場を期待している。

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