サンペールがイニエスタに続き神戸退団…16日ノエスタ開催の鳥栖戦がラストマッチに

[写真:Getty Images]

ヴィッセル神戸は15日、スペイン人MFセルジ・サンペール(28)との契約を双方合意の上、解除することを発表した。

サンペールは7月16日にノエビアスタジアム神戸で開催される明治安田生命J1リーグ第21節のサガン鳥栖戦をもってチームを離れることになる。

サンペールはスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツの後継者として注目を集めたバルセロナのカンテラーノ。2014年にバルセロナのファーストチームデビュー後、グラナダやラス・パルマスに武者修行。その後、2018年1月にバルセロナへ復帰。2019年3月には“バルサ化”を宣言した神戸に元スペイン代表のMFアンドレス・イニエスタ、FWダビド・ビジャに続いて加入した。

ここまでの在籍期間には右ヒザ前十字じん帯損傷の重傷による長期離脱を経験しながらも、J1リーグで88試合、YBCルヴァンカップで9試合、天皇杯で8試合1ゴール、AFCチャンピオンズリーグで1試合に出場。2019年に天皇杯、2020年のFUJI XEROX SUPER CUPと2つのタイトルを獲得している。

ただ、今シーズンはここまでJ1リーグでの出場はなく、直近の出場は6月18日に行われたルヴァンカップの横浜FC戦だった。

偉大なる先輩であるイニエスタに続き、シーズン途中の神戸退団が決定したサンペールは、クラブ公式サイトを通じて別れのメッセージを綴っている。

「日曜日の試合を最後に、皆さんにお別れを言う時が来ました。この神戸に4年以上いましたが、ファンからの愛情を感じながら、とても幸せな時を過ごせたことに本当に感謝しています。神戸に来る前は、ここまで幸せな日々を送れるとは想像もできませんでした。これも全てファン、チームメート、スタッフ、クラブ職員の皆様のおかげです」

「この4年間、いい時もあれば苦しい時もありましたが、自分が持ち帰るのは、たくさんの美しい思い出ばかりです。この先、自分がどこに行っても、皆さんと心を一緒にしてチームを応援し続けます」

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