新見美術館 入館者50万人超す 松永さん一家に記念品

藤野理事長(左)から記念品を受け取った松永さん家族

 新見美術館(新見市西方)の入館者が15日、50万人を超え、節目の入館者となった会社員松永大輔さん(42)=岡山県鏡野町=一家に記念品が贈られた。1990年11月の開館から32年8カ月で達成した。

 松永さんは、開催中の「宮西達也の世界 ミラクルワールド絵本展」に家族4人で訪問。同館を運営する新見美術振興財団の藤野浩吉理事長から、人気絵本作家・宮西さんのサイン入り図録や額絵などを受け取った。

 松永さんは初めて訪れたといい「びっくりした。子どもたちもプレゼントをもらい、いい記念になった」と笑顔を見せた。

 同館は、文人画家・富岡鉄斎の研究家で新見市出身の横内正弘氏(故人)から美術品300点余りの寄贈を受け開館。タレントで画家の片岡鶴太郎さんの個展、ウルトラセブン展といった企画展も積極的に展開し、近年は年間1万~3万人台の入館者が訪れている。

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