水族館の裏側見学や芸人ステージ 玉野海洋博物館70周年で催し

江西さんの案内で水槽の裏側を見学する親子連れ

 岡山県内唯一の海の水族館、玉野市の玉野海洋博物館(愛称・渋川マリン水族館)で15日、開館70周年を記念して吉本興業(大阪)と連携したイベント「渋海祭(しぶまりさい)」が開かれ、多くの家族連れらがバックヤードツアーや生き物との触れ合い体験、お笑いステージなどを楽しんだ。

 バックヤードツアーは、同館PR大使のお笑い芸人・江西あきよしさんの案内で、子どもたちが普段は見ることのない水族館の裏側を興味深そうに見学。魚の名前を問うクイズに答えたり、水槽をのぞき込むと集まってくるキジハタに歓声を上げたりした。

 ヒトデやドチザメに触れるコーナーも人気を呼んだ。ツアーに参加した倉敷市立中島小4年の女子児童(10)は「水槽の魚を上から間近に見ることができて楽しかった」と話していた。

 お笑いステージは同館特任ディレクターの佐久間一行さん、玉野市観光大使の漫才コンビ「尼神インター」の渚さんらが出演し、祭りを盛り上げた。

 同館は1953年7月20日にオープン。水族館と陳列館があり、大小34の水槽に瀬戸内海を中心とした海洋生物約180種2千匹を飼育展示している。

 20日は無料開放され、70周年の歩みを振り返る特別展示がスタートする。

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