韓国で大雨、26人死亡 土砂崩れや増水、不明者も

15日、韓国・慶尚北道で進む地滑りの捜索活動(ロイター=共同)

 【ソウル共同】韓国政府は15日、南東部や中部を中心に9日以降観測された大雨の影響で計26人が死亡、10人が行方不明になったと明らかにした。土砂崩れに巻き込まれたり、増水した川に流されたりして犠牲になった。梅雨で雨が降り続いて地盤が緩んでいる。11日に南部釜山で川に流された1人が行方不明になったほか、15日に死者、行方不明者が相次いだ。

 聯合ニュースによると、中部槐山ではダム湖の水があふれ、約6400人が緊急避難した。各地で浸水被害があり、道路や鉄道などの交通が規制された。

 西部群山で14日、24時間降水量が372ミリとなるなど各地で観測史上最多を更新。

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