【函館2歳S】浜中「馬場状態のアドバンテージあった」ゼルトザームが2歳世代最初の重賞V

7月15日、函館競馬場で行われた2歳世代最初の重賞、函館2歳ステークスは、10番人気のヘニーヒューズ産駒、ゼルトザームが快勝し波乱の決着となった。単勝2980円、3連単は34万7050円の払戻しだった。

函館2歳S、勝利ジョッキーコメント
1着 ゼルトザーム
浜中俊騎手
「返し馬から、芝の走りは問題なさそうだなと思っていました。今日は雨が降ってちょっと馬場が重たいので、そういうのはこの馬にとってプラスなんじゃないかなとは思っていました。3コーナー辺りで手応えも良かったですし、4コーナーから少し合図を出すと反応があったので、いいかなとは思いました。ゴール直前少し手綱を緩めた時に馬もまだこう耳を立てて、余裕のある仕草を見せましたし、強かったなというのを直ぐに思いました。ダートでも良いレースをしましたし、今日に関しては馬場状態もかなりタフなコンディションになりましたので、そのアドバンテージもあったかなと思いますし、芝に関してはまた今後判断していきべきかなと思います。明日が最終日ですし、去年の函館記念を勝たせてもらって、明日もまた連覇がかかっていますし、明日に向けてまた気持ちを入れ替えて、しっかり頑張りたいと思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

15日、函館競馬場で行われた11R・函館2歳ステークス(G3・2歳オープン・芝1200m)は、浜中俊騎乗の10番人気、ゼルトザーム(牡2・栗東・加用正)が快勝した。1馬身差の2着に6番人気のナナオ(牝2・栗東・小崎憲)、3着に4番人気のスカイキャンバス(牝2・美浦・武井亮)が入った。勝ちタイムは1:11.7(重)。

1番人気で松田大作騎乗、ベルパッション(牝2・栗東・西園正都)は8着、2番人気でC.ルメール騎乗、バスターコール(牡2・美浦・田村康仁)は6着敗退。

ヘニーヒューズ産駒

10番人気の伏兵、浜中俊騎乗のゼルトザームが2歳世代最初の重賞ウィナーに輝いた。ゼルトザームは中団からじわりとポジションを上げていく運びで、外を回りながらも最後まで力強い脚取りで見事に抜け出した。デビュー戦はダート戦で快勝。芝に変わってきょうの馬場状態もマッチしたのか、見事な勝ちっぷりだった。

ゼルトザーム 2戦2勝
(牡2・栗東・加用正)
父:ヘニーヒューズ
母:ロザリウム
母父:キングカメハメハ
馬主:宮川純造
生産者:富田牧場

【全着順】
1着 ゼルトザーム 浜中俊
2着 ナナオ 西村淳也
3着 スカイキャンバス 横山武史
4着 レガテアドール 斎藤新
5着 カレンナオトメ 黛弘人
6着 バスターコール C.ルメール
7着 チークタイム 和田竜二
8着 ベルパッション 松田大作
9着 アガシ 武豊
10着 コルルディ 鮫島克駿
11着 タヤスロンドン 丹内祐次
12着 クールベイビー 佐々木大輔
13着 ナスティウェザー 富田暁
14着 ルージュレベッカ 横山和生
15着 ロータスワンド 藤岡佑介

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