ホーム8戦未勝利の東京Vは自動昇格圏から転落の可能性…山口vsいわきの下位対決はゴールレスドロー【明治安田J2第26節】

15日、明治安田生命J2リーグ第26節の2試合が各地で行われた。

味の素スタジアムで行われた2位の東京ヴェルディと、17位の徳島ヴォルティスの一戦は0-0のドローに終わった。

前節のFC町田ゼルビアとの東京クラシック、ミッドウィークの天皇杯でのFC東京との東京ダービーと2つのダービーを終えた東京V。タフな5連戦を締めくくる一戦では第9節のブラウブリッツ秋田戦以来、7戦未勝利のホームで3カ月ぶりの白星を狙った。

互いにボールを握りたいチーム同士の対戦ということもあり、試合序盤からボールの主導権争いが続いていく。この争いでは後方からのつなぎに関して一日の長がある徳島が要所でインサイドハーフを効果的に使って局面を打開するが、流れの中ではなかなかフィニッシュまで持ち込めない。

その後は東京Vがボール保持率で盛り返すが、前半半ばから終盤にかけても互いにフィニッシュまで持ち込めないクローズな展開は変わらず。東京Vは山田剛綺の裏抜け、徳島は森海渡の果敢な縦への仕掛けでゴールに迫ったものの、両チーム枠内シュート0で前半を終えた。

互いに攻撃の停滞打破を期して臨んだ後半はホームチームが押し込む展開に。ハーフタイムの修正によって攻撃にテンポが生まれ、森田晃樹がボックス内でのシュートに正確なクロスでチャンスに絡む。

以降も東京Vの時間帯が続くものの、徳島が再三の身体を張った守備で先制点を与えない。すると、67分には徳島が左CKの二次攻撃から途中投入のエウシーニョの右クロスから決定機を創出。しかし、ゴール前で坪井清志郎が放ったヘディングシュートはGKマテウスのビッグセーブに阻まれた。

その後、両ベンチは選手交代で流れに変化を加えようと試みるが、夏の5連戦のラストマッチという過酷な状況の中、互いにゴールが遠い。

完全に1点差勝負となった後半最終盤も互いに大きな見せ場を作れぬまま試合は0-0のスコアでタイムアップ。東京Vはまたしてもホームでの勝利を逃し、リーグ3戦未勝利で自動昇格圏からの転落が濃厚に…。一方、敵地で上位相手にドローに持ち込んだ徳島だが、6試合未勝利となった。

また、16位のレノファ山口FC(勝ち点30)と19位のいわきFC(勝ち点27)の対決はゴールレスドローに終わった。

残留争い中の両者。互いに譲れない試合だが、ホームの山口が主導権を握っていく。

前線の皆川佑介にボールを預ける形で攻め込んでいく中、なかなかゴールに迫れず。対するいわきも、前半の半ばすぎにはペースを握ってゴールに迫っていくが、こちらも得点は遠い。

互いに選手を入れ替えて戦った後半も決め手に欠き、チャンスもほとんど作れないこう着状態に。結局最後までスコアは動かず、0-0のゴールレスドローに終わった。

◆明治安田生命J2リーグ第26節

7/15(土)

東京ヴェルディ 0-0 徳島ヴォルティス

レノファ山口FC 0-0 いわきFC

7/16(日)

《18:00》

ブラウブリッツ秋田 vs FC町田ゼルビア

水戸ホーリーホック vs モンテディオ山形

ヴァンフォーレ甲府 vs ザスパクサツ群馬

清水エスパルス vs ジェフユナイテッド千葉

《19:00》

ファジアーノ岡山 vs V・ファーレン長崎

大宮アルディージャ vs 栃木SC

ツエーゲン金沢 vs ベガルタ仙台

ジュビロ磐田 vs 藤枝MYFC

ロアッソ熊本 vs 大分トリニータ

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