中野祐介市長と共に浜松ゆかりの3チームが勝ちどきを上げた/浜松市主催鈴鹿8耐壮行会

 静岡県浜松市が主催する鈴鹿8耐浜松チーム壮行会が7月15日(土)にJR浜松駅北口広場で行われた。オートバイ誕生の地であり、スズキ、ヤマハは本社が、ホンダも工場がある。この3メーカーと浜松市は、オートバイ産業の振興と交通安全啓発を目的としたイベントとして『バイクのふるさと浜松』を2003年から開催。今回の壮行会も、その一環としての開催となった。

 スズキはHAMAMATSU TEAM TITAN、ヤマハはIRF with AZURLANE、ホンダはHonda Hamamatsu ESCARGOT & Kumamoto RacingのライダーとマシンがJR浜松駅北口広場に集合。中野祐介浜松市長が激励に訪れ、3チームと共に勝ちどきを上げた。

HAMAMATSU TEAM TITAN/2023鈴鹿8耐浜松チーム壮行会

「村瀬選手の速さで逃げて、武田がポジションをキープするレース運びとなるでしょう。目標はNSTクラスの表彰台を目指します。ライバルも多く簡単ではないことは分かっていますが、ふたりで力を合わせて着実にラップを刻めれば夢ではないと思っています。浜松チームタイタン創立50周年の節目のレースをトラブル無く走り切り、しっかり結果を残したいです」とチームタイタンの武田数馬がコメント。

 村瀬健琉も「昨年は3人体制でしたが、自分は怪我をしていて長く走れなかったことから正直8耐の本当の辛さを経験していません。今年はふたりで走ることになり体力的にもきつくなることは分かっていますが表彰台を狙っていきます。そして、全日本ロードレース選手権後半戦でも表彰台争いができるように、いい流れを、この8耐でつかみたいと思っています。浜松チームタイタン50周年の記念すべき年に花を添えることができるように全力で走ります」とアツく語った。

IRF with AZURLANE/2023鈴鹿8耐浜松チーム壮行会

 遠藤晃慶は「ヤマハ発動機ロードレースクラブの磐田レーシングファミリーです。我々のチームはヤマハ発動機及びそのグループ会社の社員で構成されており、多くのメンバーがモーターサイクルの開発に関連した部署に在籍しています。鈴鹿8時間耐久ロードレースには第1回から数多く参戦歴があり、今年も引き続き参戦します。また昨年より、人気スマートフォンゲームのアズールレーンとコラボレーションさせていただいており、今年もyostarの皆様、多くの指揮官の方々の応援をいただきながらチーム一丸となり頑張りたいと思います」と続けた。

「昨年はチェッカーは受けたものの、周回数が足りず完走扱いにならなかったため、今年はしっかり完走し結果を残したいと思います。他社さんの同じ社内チームの方々と協力、切磋琢磨しながら、バイクのふるさと浜松を盛り上げていきたいと思います」

Honda Hamamatsu ESCARGOT & Kumamoto Racing/2023鈴鹿8耐浜松チーム壮行会

 浜松エスカルゴの中島元気は「今年は本田技研工業トランスミッション製造部の浜松エスカルゴと本田技研工業熊本製作所の熊本レーシングとの合同チームとなり、EWCからNSTへクラスを変更しての参戦となります。ST仕様の車両に自分がうまく順応できていない部分がありますが、STでの経験が豊富な吉田光弘選手と小島一浩選手に助けられながら、先日の合同テストで少しずつ改善することができました」とコメント。

「昨年はノントラブルで19位とここ数年では1番いい結果でしたが、テストから転倒が多く波乱に満ち溢れた8耐だったので、今年は自分自身4度目の8耐への挑戦となるので、決勝だけでなく、ウイークを通して安定して速いタイムを刻み、NSTクラスで上位に食い込める走りをしたいと思います」

 3チームは、それぞれ鈴鹿8耐に向けて抱負を語り、目前に迫った本番に向けて準備に余念がなかった。

浜松チームタイタンのマシンにまたがりライディングフォームをレクチャーされる中野浜松市長
HAMAMATSU TEAM TITAN、浜松市マスコットキャラクター『出世法師直虎ちゃん』、“はままつ福市長”の肩書きを持つ『出世大名家康くん』
IRF with AZURLANE、磐田市の霊犬伝説『悉平太郎』をイメージしたPRマスコットキャラクター『しっぺい』
Honda Hamamatsu ESCARGOT & Kumamoto Racing、浜松市マスコットキャラクター『出世法師直虎ちゃん』、“はままつ福市長”の肩書きを持つ『出世大名家康くん』

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