[新潟県中学体育大会]剣道団体・女子は燕、男子は城東が連覇 バドミントン団体は男女とも豊栄ジュニア制す 相撲団体・新潟総合クラブが全国切符

剣道女子団体決勝 攻め込む燕の先鋒佐藤小梅(右)=新潟市東総合スポーツセンター

 第54回新潟県中学校総合体育大会は7月15日中心会期が始まり、各地で競技を行った。剣道の団体は女子は燕が、男子は城東がともに連覇を飾った。相撲団体は新潟総合クラブが全国切符を手にした。バドミントン団体は男女とも豊栄ジュニアが制した。

 卓球の団体は女子は若宮が初、男子の直江津東が7年ぶりに頂点に立った。柔道の男子団体は新津一が、女子は新発田一が初の栄冠に輝いた。ソフトテニス男子団体は巻西が3連覇し、女子は内野が29年ぶりに優勝した。

 水泳は、男子200メートル個人メドレーで根岸歩夢(直江津)が新潟県中学新記録で連覇を飾った。陸上の男子100メートルは曾山蒼生(山潟)が制した。

 ソフトボールと軟式野球は、天候不良のため順延となった。

◆剣道女子団体・流れ呼び込んだ燕の先鋒佐藤小梅「先に攻める意識を徹底」

 剣道女子団体の燕が圧倒的な力を見せつけ、連覇を達成した。主将で先鋒(せんぽう)の佐藤小梅は「相手より先に攻めることを意識した。優勝できてほっとしている」と喜びをかみしめた。

 「自分が1本でも奪えば、流れが来ると思った」。開始1分ほどで、相手の手元が空いた隙を逃さず、小手を決めた。これでペースをつかんだ。

 けが明けだった大将の長谷川結月は引き分けたものの、4人が勝利。長谷川は「良い流れをつくってくれていたので、安心して臨めた」と感謝する。

 攻める前の動きを徹底的に鍛え、打たれても崩れないように体幹を強化してたきたことも、個々のレベルアップにつながった。

 佐藤と長谷川、中堅の千嵐かのはの3人は、昨年の全中に出場したが、初戦敗退で不完全燃焼に終わった。今年に懸ける思いは強い。長谷川は「昨年は自分が悪い流れをつくってしまって負けた。全中の借りは全中でしか返せない」と話し、雪辱を誓った。

 (運動部・椿智彦、写真も)

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