ススキノ殺人2週間 高い計画性と不可解さ 事前に凶器準備か/退室後に再び現場付近へ

 札幌市中央区のホテルの客室で恵庭市の会社員男性(62)が殺害され、一緒に入室した人物が逃走している事件は16日、発覚から2週間となる。同行者はホテルを出て約180メートル南へ進んだ後に引き返し、再びホテル前に戻るなど約10分間、現場付近を徒歩で移動した。その行動に不可解さが浮かぶ一方、約3時間で殺害と首の切断を終え、男性の頭部を持ち去る計画性が際立つ。札幌中央署の捜査本部は、同行者の行方を追うとともに、男性と交友関係のあった女性を中心に捜査を進めている。

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