景色、最大限楽しもう 北茨城・公共の宿マウントあかね 展望浴室棟お披露目

完成した展望浴室棟を見学する関係者=北茨城市華川町小豆畑

茨城県北茨城市華川町小豆畑の公共の宿「マウントあかね」は15日、敷地内に新設した展望浴室棟の供用を開始した。同日、グランドオープン記念イベントを開き、すでに改修した宿泊棟も併せて一般に公開。海と山の両方を望む立地を生かした展望浴室棟の内覧会や地元産品の販売などを行い、関係者や市民でにぎわった。

同施設は2000年にオープン。太平洋が一望できる山頂に位置する。昨年10月から展望浴室棟の新設工事を進めてきた。同浴室棟は木造平屋建てで、延べ床面積は約129平方メートル。男女別の浴室2室で、それぞれ外に出られる展望デッキを備え、客室のある宿泊棟とをつなぐ渡り廊下も設けた。当面、入浴は宿泊客のみの利用とする。

記念イベントでは、同浴室棟や新たな装いの客室が公開され、来場した常連客や親子連れなどが施設を興味津々で見て回った。屋外では野菜や水産加工品などを販売するテントや、キッチンカーが並んだ。

同施設の担当者は「景色を最大限楽しめる浴室棟ができた。幅広い層に利用してほしい」と話した。記念イベントは16日も開催。内覧会のほか、そばの無償提供とピアノコンサートを予定する。

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