街流し復活、2000人躍動 富山県滑川市で龍宮まつり始まる

龍宮パレードで新川古代神を踊る中学生ら=滑川市中川原

 富山県滑川市の夏を華やかに彩る「ふるさと龍宮まつり」は15日、同市中川原のほたるいかミュージアム周辺で始まり、大勢の人でにぎわった。4年ぶりに「龍宮パレード」と市に伝わる民謡「新川古代神」の街流しが復活し、約2千人が一帯を練り歩いた。16日まで。

 パレードは午後6時ごろに始まり、地元の園児が振り付けの簡単な新古代神踊りを元気よく演じた。市内の児童クラブはやさこを引いたり担いだりした。

 中学生と各自治会は、新川古代神保存会の演奏に合わせて街流し。初めて参加したベトナム人技能実習生、ダン・ティ・ハンさん(30)=富山市=は「楽しかった」と話した。同保存会が松明踊りを見せたほか、滑川高校出身のシンガー・ソングライター、河合良さん(同市)が滑川市制70周年に合わせて作った「滑川Day’s」を初披露した。

 16日はタレント、ゆうちゃみのトークショーや海上花火大会がある。同まつり実行委員会主催、市と滑川商工会議所、北日本新聞社共催。

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