富山県魚津市三ケのミラージュランドは15日、ミラージュプールの今季の営業を始めた。初日は無料開放され、多くの家族連れらでにぎわった。
1周165メートルの流れる海水プールと高さ約10メートルから滑る3連スライダー、幼児プールがあり、来園者が水しぶきや歓声を上げて楽しんだ。
母親と訪れた安西奏十(かなと)君(富山市速星小学校4年)と弟の柊十(しゅうと)君(同1年)は「でっかいスライダーを3回以上滑った」「流れるプールが楽しかった」と喜んだ。
オープン前には安全祈願の神事も行われた。今シーズンの営業は15~17日と同22日~8月31日で、時間は午前10時~午後4時。水曜休園。
観覧車塗装へCF、目標額500万円
ミラージュランドは、大観覧車の塗装をリニューアルするため、クラウドファンディング(CF)で支援金を募っている。
園内のシンボルとして親しまれている大観覧車は、日本海側最大級の高さ66メートルを誇る。1991年から営業する中、これまで3回塗装をやり直した。今回は10月中旬から来年2月末までの工期で本体やゴンドラなど全てを塗り替える。
総事業費は7千万円。物価高に伴って過去3回と比べて工事費が高騰しており、500万円を目標にCFを活用する。
CFはサイト「CAMP(キャンプ)FIRE(ファイヤー)」で行っている。支援額は3千円~100万円までの9種を設け、遊具券や遊園地夜間貸し切り、園長体験など11種の返礼品を用意する。
同園を運営する魚津市施設管理公社は「大観覧車があってこその遊園地。シンボルの存続に力を貸してほしい」としている。