金運アップ? 京都・亀岡の民家に「ウンナンチユウキンレン」の花

根元にも多くの花を咲かすウンナンチユウキンレン(亀岡市余部町)

 京都府亀岡市余部町の民家で、バショウ科の「ウンナンチユウキンレン(雲南地湧金蓮)」が黄色い大輪の花を咲かせている。株元に約20輪もの小さな花が咲き誇り、まさに「地から湧く」ような姿。育てた男性は驚きながらも大切に世話を続けている。

 不動産業の中西一夫さん(67)が、3年前に知人から株分けしてもらい育てていた。昨年10月ごろ、直径15センチ、高さ50センチほどに育った茎から大輪の花を咲かせた。1月ごろには一度枯れたものの、暖かくなった4月ごろ、枯れた場所から再び花が咲き始めたという。

 さらに株元から次々出てきた芽を切り落としていたところ、切った後から小さな花を咲かせたという。中西さんは「黄色は風水で『金運アップ』ともされるので縁起がいい。株元の花はまだまだ咲きそうで楽しみ」と話していた。

 ウンナンチユウキンレンの花びらのように見えるのは「苞(ほう)」と呼ばれる葉で、苞と苞の間の細長い形状のものが花。

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