我慢しがちな猫に絶対すべき!『隠れ我慢度』のチェック方法7つ

猫の「隠れ我慢度」のチェック方法とは

辛いこと、しんどい事や不満を我慢しがちな猫。そのため、場合によっては手遅れになってしまう危険性も…。そうならないように、飼い主として「隠れ我慢度」のチェック方法を把握し、愛猫のピンチの際に正しく対応してあげられるようにしておく必要があります。

なお、猫の「隠れ我慢度」を確認する場合は、平常時にどのような状況かを知っている必要があります。平常時と比べた場合の異常の有無で確認しますので、まずは愛猫の平常時の様子をこまめに確認して覚えておきましょう。

1.食欲の有無を確認する

猫が我慢しているときは。、いつもよりごはんを残す量が多くなったり、いつもより水を飲まなくなったりします。

もし24時間何も食べないときは、すみやかに動物病院を受診してください

2.猫が鳴いている頻度を確認する

猫の中にも、もともとよく鳴いている猫と、あまり鳴かない猫がいますので、平常時と比較しましょう。

普段あまり鳴かない猫がいつもよりも鳴くようになった場合は、ストレスや体調不良が原因の可能性があります。

3.毛づくろいが過剰になっていないかどうか確認する

猫の毛づくろいは、自分の体を清潔にする目的だけでなく、気持ちを落ち着かせたいときにもします。

ストレスを感じている猫は、普段よりも毛づくろいを過剰に行い、そのせいで脱毛や出血をしてしまう場合があります。

4.睡眠時間の長さを確認する

猫の1日の睡眠時間の合計は、およそ16時間です。

猫はもともとよく寝る動物ですが、ごはんの時間になっても寝ていたり、若い猫が全く遊ばずに終日寝ているような場合は、何かしらのストレスを抱えている可能性があります。

5.トイレの様子を確認する

不安などからストレスを感じているのに我慢している猫は、トイレにそのサインがあらわれる場合があります。

トイレの回数が減った、下痢をしている、トイレ以外の場所で排泄をするなど、いつもと違う様子が見られます。

6.攻撃性を確認する

猫が我慢をしていると、イライラして怒りっぽくなったり、攻撃をしてきたりするようになります。

飼い主さんが触ろうとすると、怒って噛もうとしたり、引っかいたりすることがあります。同様に、同居猫に対しても攻撃的な態度になることもあります。

我が家の猫は新入り猫が来たときに、ストレスでとても怒りっぽくなっていた時期がありました。

7.身を隠す頻度や長さを確認する

我慢している猫は、狭いところに隠れてしまうことがあります。

クローゼットの奥や家具の下に入り込んで、飼い主さんに呼ばれても出てこないことがあります。

我慢を隠している猫に飼い主ができること

では、愛猫が我慢を隠している場合、飼い主として何をすべきなのでしょうか。

いつから我慢しているのか確かめる

猫の様子が変わった時期に起きた出来事が、猫が我慢を隠し始めた原因になっている可能性があります。

新入り猫が来た、引っ越しをした、トイレの砂が変わった、食器が変わったなど、猫にとって新しいことが起きたその時期に変化がなかったかを確かめましょう。

動物病院を受診する

食べない、排泄をしない、下痢をしているなど体調不良があるときは動物病院を受診しましょう。病気や怪我の痛みを我慢している場合もあります。

24時間以上食べない、おしっこをしないときは、様子見をせずにすぐ動物病院を受診してください。

猫のストレス対策をする

猫は体調不良のときだけではなく、自分がいつもいる環境に不満があったり、刺激が足りないことを我慢していたりする場合もあります。

猫のストレスを減らすために、以下のことができているか見直してみましょう。

  • 周りを見渡せる高い場所がある
  • 隠れられる場所がある
  • 食事やトイレなどその子だけのスペースがある
  • トイレ環境が整っている
  • 猫を無理に構わない
  • 爪とぎ器を用意する
  • 飼い主さんが猫と遊ぶ

これらのストレス対策を施すことで猫の様子が改善されれば、不満を隠していた、ということになります。必ずしも体調不良だけが原因とは限りませんので、定期的に猫ファーストの環境になっているか、確認してあげることをおすすめします。

まとめ

猫は飼い主さんに対してわかりやすく「我慢している」とアピールしません。そのため、(今までとちょっと違うな…)と感じた猫の行動が、実は我慢しているサインの場合もあるのです。

愛猫の行動を日ごろからよく観察して、いざという時のために対策をしてあげましょう。

© 株式会社ピーネストジャパン