山下智久が自らの言葉で振り返る Huluオリジナル『THE HEAD』 海外ドラマ参加で得た「かけがえのない経験」 おすすめ“要チェック”ポイントも

山下智久

山下智久インタビュー後編

Huluオリジナル『THE HEAD』Season2が2023年6月17日(土)より配信中。Season1で微生物学者のアキ・コバヤシを演じ存在感を示した山下智久が、絶好のタイミングで独占インタビューに応えてくれた。

スペインでの撮影に参加して得たものとは? そしてSeason2にも再び登場するアキという人物を演じたことは、山下にどんな成長・変化をもたらしたのか?

海外にも増加中の“山Pファン”への感謝や、世界を見据える後輩たちへの想い、Season2のメインキャストに名を連ねる福士蒼汰との交流エピソードなどなど、超貴重なインタビューの後編をお送りする。

★インタビュー前編:

「監督や撮影クルー、共演者に再会できて嬉しかった」

―Season1の撮影を振り返って、一番思い出に残っていることは?

スペインのテネリフェ島という南の島で撮影したのですが、とても暑かったんです。でも物語の舞台は南極なので、その暑い中で衣装を着こまないといけないのが大変でしたね。完成した映像を観ると、本当に南極にいるように見えたので、監督やスタッフの技術の凄さを感じました。

―今回Season2の撮影のためスペインに1日滞在されたそうですが、撮影はいかがでしたか?

監督や撮影クルーに再び会えて嬉しかったです。一緒にランチをする時間もあったので、(アーサー役の)ジョン(・リンチ)さんや、マギー役のキャサリン(・オドネリー)と食事に行って、それも凄く良い時間でした。

―Season2に出演されている福士蒼汰さんとは、どのような会話をされましたか?

福士くんが帰国してから、たまたま撮影現場が近くのタイミングがあったので、会って話しました。本当に良い経験になったと言っていましたよ。武者修行ではないですけれど、海外に一人で行って、異なるカルチャーの中で作品を作ることは、日本では経験できないことですから。

「日本の1億人だけではなく、世界の70億人に届けていくこと」

―海外作品の撮影で感じたことや、学んだことは何でしょうか?

色んな国の監督とディスカッションをして、それぞれの国の視点があって、それをすり合わせていくと、より深いところで役を作っていける。そのすり合わせがとても楽しいですね。カルチャーを超えてピッタリとハマるもの「こそ」が、ワールドワイドに届けられるものなのだと思います。

―ドラマフェスティバル<Series Mania 2023>の「マスタークラス」の講演でも、海外のファンから熱烈に歓迎されていましたね。グローバルな作品への出演によって、海外のファンも増えていることを体感されたのではないでしょうか?

そうですね、とても嬉しいサプライズでした。この10年で、世界の境界線がなくなってきているのかなと思うので、日本の1億人にだけ届けるのではなく、世界の70億人に届けていくことを、改めて意識していかないといけないんだと感じました。Huluさんを初め、世界に作品を届けられるプラットフォームが沢山あり、僕たち日本人にとっても大きなチャンスなので、自分の中の感覚も磨いていきたいと思います。

「海外での撮影は想像以上に得るものがあった」

―『THE HEAD』Season1が配信されたとき、山下さんのファンの皆さんからの反響はいかがでしたか。

ファンの皆さんには、海外で、外国のチームの中に一人で入っていたので、その意欲を褒めていただけた気がします。僕は常に新しい景色を見たいと思っているので、そういった言葉をかけていただけると、とてもありがたいですし、自分の背中を押してくれたのだと思います。とても感謝しています。

―ファンの皆さんも山下さんを通じて新しい景色を見ることができて、すごく嬉しいことだと思います。

そう言ってもらえると嬉しいですし、そう思ってもらいたいという気持ちもあります。そして後輩たちには、日本のみならず世界に活躍の場をどんどん広げていってほしいですし、刺激になればと思うところもあります。海外での撮影は“自分に負けたくない”という想いと、どんなことを勉強させてもらえるのかという期待もあったので、想像以上に得るものがありました。とてもいい経験ができました。

「色んなところから刺激をもらい、“いつか自分も”という気持ちに」

―山下さんはいつ頃から視座を上げて、世界を意識するようになりましたか?

22、23歳ぐらいだったかな。ちょうど外国人の友人や、インターナショナルスクール出身の人がいて、そういうところから海外のカルチャーが自分の中に混ざってきて、「こんな世界もあるんだ」と刺激を受けました。

当時は今ほどインターネットの世界が発達していなかったので情報を得るのは難しかったけれど、そういった友人たちから色んな情報を得ていました。それに、もちろん世界で活躍している日本人も見てきたので、色んなところから刺激をもらい、「いつか自分も」という気持ちになっていったのかもしれないですね。

―山下さんの主題歌を含めてSeason2に期待が高まりますが、これから『THE HEAD』Season2をご覧になる皆さんにメッセージをいただけますか。

Season2から観ても楽しめると思いますが、Season1を観てからの方が、より作品を楽しめると思うので、ぜひSeason1も観て欲しいですね。サスペンスもあるし、それぞれのキャラクターのバックグラウンドも丁寧に描かれているので、没入できる作品になっています。

これから暑くなってきますし、いい意味でじめじめ感を吹き飛ばしてくれる作品になっています。そして、福士くんがチャレンジした作品でもあるので、日本人としても感情を一つ乗っけて観られると思うので楽しんでもらえたら嬉しいです。

Huluオリジナル『THE HEAD』Season1・Season2はHuluにて全話独占配信中(各シーズン 全6話)

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