【東京ディズニーランド】40周年パレード「ハーモニー・イン・カラー」が5倍楽しくなる“トリビア&小ネタ14選”

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney 撮影/つるたま

「東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”」をお祝いする色鮮やかなパレード「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」は、ディズニー映画作品ごとの世界観が満載の、カラフルなフロートも魅力の1つ。

今回は、趣向を凝らしたフロートに隠された「映画トリビア&小ネタ」を、パークはもちろん、ディズニー映画作品をこよなく愛する筆者が、徹底解説!

映画を見て、パレードを見て、また家に帰って映画を見て…「ハーモニー・イン・カラー」が5倍楽しくなる"厳選トリビア14選"を、ご紹介します。

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1.クロウハウザーの好物は…?

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney 撮影/つるたま

『ズートピア』がテーマのユニット「〜新しい自分〜」には、映画愛あふれる小ネタが満載!

ユニットの先頭をつとめるクロウハウザーは、ズートピア警察署の受付を担当している、チーターの警官。

のんびり屋で大の甘党である彼は、『ズートピア』作中でも、勤務時間内におやつを食べてばかり。

そんなクロウハウザーが登場するんだもの、どこかに大好物のドーナツが隠れてないか…と注目していたら、持ってたー!

右手にしっかり、甘くておいしそうなチョコレートドーナツ、持ってたー!

細かな所までキャラ愛にあふれた、素晴らしい演出だと思います。

2."あの"アイスキャンディーが可愛すぎ!

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney 撮影/つるたま

ニック&ジュディのフロートに飾られた、肉球型のピンクのアイテム。

『ズートピア』ファンにはおなじみ、2人が深く知り合うきっかけとなった、"あの"アイスキャンディーです。

元々は、詐欺師時代のニックが相棒のフィニックと共に、違法に製造・販売していたものでしたが、映画のラストシーンでは、警官となったニックが軽食代わりに食べるなど、ズートピアの名物グルメとなった模様。

かわいらしい見た目も人気で、キーチェーンやパスケースなど、グッズ化も多数されています。

作品を象徴するアイテムが、こうしてさりげなく登場しているのは、ファンとしても嬉しいですね。

3.作品愛を感じるマニアックキャラ

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney 撮影/つるたま

フロート後方部に登場する、スーツ姿のネズミの行列。

彼らももちろん、『ズートピア』作中に登場します。

「レミング・ブラザーズ銀行」という会社に勤めるビジネスマンで、詐欺師時代のニックの商売相手。

ニックが売ったアイスキャンディーを、彼らがちゃんと食べているところに、また作品愛を感じてしまいます。

ちなみに「レミング・ブラザーズ銀行」という社名、あの「リーマン・ブラザーズ」が元ネタと言われており、こう見えて彼らは超エリート集団なんですよ。

4.街並みの再現度がすごい!

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney 撮影/つるたま

パレードは、ついフロートに乗っているキャラクターやダンサーに目線が行ってしまいますが、フロート下部の細かなところまで、ぜひ注目して見て欲しい!

「〜新しい自分〜」フロートの下部分は、ズートピアの街並みを完璧に再現。

建物の色味や形など、作中から飛び出して来たようなクオリティです。

小動物専用のエリア「リトル・ローデンシア」要素も落とし込まれており、フロート全体で『ズートピア』を表現した、素晴らしいユニットですね。

5.夢をかなえたニックに涙…

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney 撮影/つるたま

『ズートピア』のニックといえば、グリーンのシャツにネクタイ姿がトレードマーク。

ですが、今回の「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」では、凛々しい警官姿で登場!

幼いころからの夢をかなえて、ついにキツネ初の警官となったニック。

胸に輝く警官バッジも眩しく、その堂々とした佇まいに思わずホロリと来てしまいます。

あとアレですね、推しの制服姿ってめちゃくちゃ萌えますね。大変に良きです。かっこいい!!

詐欺師ではなく、まさに「〜新しい自分〜」である警官姿での登場に、私を含む全『ズートピア』ファンが沸いたことでしょう。

6.杖に注目!

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney/Pixar 撮影/つるたま

『カールじいさんの空飛ぶ家』がテーマの「〜わくわくする冒険〜」ユニット。

ここでは、カールのそばにある杖に注目です。

前方の巨大な鳥ケヴィンや、すぐ前にいるラッセルに隠れてちょっと見えづらいのですが、この杖、作中でカールが実際に使っているものと、同じデザイン!

持ち手部分の曲がり方も全く同じだし、クッション代わりのテニスボールも、ちゃんと4つ付いています。

キャラだけでなく、小道具の細かな所まで完全再現してくれており、作品ファンとして、ありがとうの気持ちしかない…!

見れば見るほど、好きになってしまうフロートです。

7.あの名曲がフロートに…!

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney 撮影/つるたま

最高のプリンセスユニット「〜未知の世界へ〜」からは、最後部のポカホンタスに着目。

映画『ポカホンタス』を代表する名曲「カラー・オブ・ザ・ウィンド」が、フロートのデザインに落とし込まれているんです。

サビのところで美しく舞う葉っぱ、そして2番Aメロでポカホンタスとジョン・スミスが転げまわるひまわり畑が、美しく完璧に再現されています。

なのに、パレードの使用楽曲はあえて「カラー・オブ・ザ・ウィンド」ではなく、まさに"未知の世界"への希望を歌う「川の向こうで」。

このフロートと選曲を考えた人は、天才なのかなと思いますね。最高です。

8.嬉しそうなミーコにほっこり

ポカホンタスの隣には、彼女の親友 アライグマのミーコの姿も。

その手には、大好物のビスケットが!

開拓者であるジョン・スミスに与えられ、最初は警戒しながらも「世の中にこんなに美味しい食べ物があるのか…!」と、大興奮していたミーコの姿を、思い出してしまいます。

食べかけの歯形が付いているところも、とってもかわいい!

大好きなビスケットを手に、心なしかミーコの表情も嬉しそうな気がします。

9.『リメンバー・ミー』を丸ごと堪能

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney/Pixar 撮影/つるたま

『リメンバー・ミー』がテーマの「〜家族のきずな〜」ユニットは、美しい死者の国の再現度が、とにかく凄い!

マリーゴールドの花びらが、ちゃんと架け橋となって後ろへと繋がっており、作品愛を感じさせる丁寧な仕事ぶりに、感嘆です。

後方部の死者の国は、『ズートピア』ユニットと同じく、街並みが完璧に再現されており、何度も通って細かな所まで観察したくなっちゃう!

美しく鮮やかな色彩、本場の死者の日のお祭りを彷彿とさせる華やかなダンサーなど、『リメンバー・ミー』の世界観にたっぷり浸れる、素晴らしいユニットですね。

10.ミゲルのご先祖大集合!

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney/Pixar 撮影/つるたま

フロート後方には、ミゲルのご先祖様が大集合しています。

ママ・イメルダはもちろん、ロシータ叔母さん、パパ・フリオ、オスカル&フェリペ叔父さんの姿も。

彼らが跨るカラフルな動物(アレブリヘ)も、実際に作中に登場しているもの。

帰ってまた映画を見返したくなってしまう、作品愛にあふれたフロートです。

11.『インクレディブル・ファミリー』の世界観

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney/Pixar 撮影/つるたま

Mr.インクレディブル一家のユニットは、ちゃんと2018年公開の続編『インクレディブル・ファミリー』仕様なのが、とても良き!

かつて父親のものだったインクレディモービルを運転する子どもたち、ジャック・ジャックの好物うまうまクッキーなど、『インクレディブル・ファミリー』を観ていればわかる小ネタが、随所に散りばめられています。

本作で大活躍のイラスティガールがフロートに乗り、Mr.インクレディブルは目立たないながらも、家族を先導し支えている…という構図も、まさに解釈の一致!

12.2人のサインが…!

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney 撮影/つるたま

カラフルな車に乗ってやってくる、『シュガーラッシュ』のラルフとヴァネロペ。

2人が乗っているのは、お菓子の国のミニゲームで共に協力して作った、ヴァネロペのレースカー。

このレースカーの再現度もめちゃくちゃ高いのですが、注目すべきは、車体の側面。

「作った人 ヴァネロペとラルフ」という、2人のサインが、しっかり入っています。

素直になれないヴァネロペが、憎まれ口をたたきながらも、ちゃんと2人の名前を入れるんですよ…

今までのけ者にされ続けて来た彼女、ようやく夢のレースカーが手に入ったことももちろんですが、仲間と協力して作ったということが、なにより嬉しかったんでしょうね。

2人が最高のバディとなり、家族とも呼べる関係性になった事を感じさせる、大好きなシーンです。

13.サンフランソウキョウの作り込みが凄い

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney 撮影/つるたま

ズートピア、死者の国と同様、『ベイマックス』がテーマの「〜最高の仲間とともに〜」フロートも、街並みの再現度が本当に凄い。

作中に実際に登場する看板やモニュメントなど、見れば見るほど気づきが得られるフロートになっています。

「ドリーミング・アップ!」ではスーツ姿で格好良く決めていたベイマックスが、今回はモチと一緒に、ふわふわ癒されるかわいい雰囲気なのも、個人的に好きなポイント。

ベイマックスの癒され感が、他のBIG HERO6メンバーの格好良さを、より引き立てていると思います。

「BIG HERO6 参上!」感が、とっても好きなフロートです。

14.ミッキー&フレンズだけじゃない!

「ハーモニー・イン・カラー」© Disney 撮影/つるたま

ミッキー&フレンズの40周年コスチュームが可愛すぎる「〜すべての夢が奏でるハーモニー〜」ユニットも、ぜひフロートの細かなところまで、注目して見てほしい。

よく見ると、ステンドグラスのような飾りのところに、オラフやラーヤ、ティアナとカエル姿のナヴィーン、ミラベルなど、新たな時代の作品のキャラクターが、たくさん描かれているんです。

さらにマックイーン、カナシミ、ウォーリーなどピクサー作品のキャラクターも登場しており、スタジオの垣根を越えて、ディズニー全体で100周年と、もちろん東京ディズニーリゾートの40周年をお祝いしている感じが、とっても素敵。

イン側とアウト側で描かれているキャラクターが違うので、何度でも新たな発見を楽しむ事ができますよ。

「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」

公演期間:2023年4月15日(土)~
公演場所:パレードルート
公演時間:約45分(1日1回)
公演フロート台数:12台

(ウレぴあ総研 ディズニー特集/ いの)

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