開湯1300年とされる新潟県魚沼市の大湯温泉で7月15日、アートフェス「FLOU(フロー)」が開幕した。音楽やダンスライブ、市民参加型のワークショップが展開され、温泉街をにぎわせた。
昭和の面影が残る街並みの魅力をアートで表現するFLOUは、地元の宿泊施設やまちづくり関係者による実行委員会が主催し、今年で2回目。
温泉街に縫うように連なる「すずらん通り」では、空き地をステージにしたパフォーマンスや、廃業した工場を利用した作品展示などが行われた。せみ時雨の中、浴衣姿の親子連れがゆったりとした風情を楽しんでいた。
温泉街に住む星文江さん(87)は「昔はパチンコ屋も射的場もあったが、こんなににぎやかになるのは久しぶり。うれしいね」と笑顔で話した。
FLOUは7月16日まで。夕方からライトアップやプロジェクションマッピングが行われる。