昭和レトロな面影が魅力、大湯温泉でアートフェス「FLOU」開幕 新潟魚沼市のお風呂の街は活気もフロー!!夕方にはライトアップなども・7月16日まで

元まんじゅう工場に展示された、写真と明かりのアート作品=7月15日、魚沼市大湯温泉

 開湯1300年とされる新潟県魚沼市の大湯温泉で7月15日、アートフェス「FLOU(フロー)」が開幕した。音楽やダンスライブ、市民参加型のワークショップが展開され、温泉街をにぎわせた。

 昭和の面影が残る街並みの魅力をアートで表現するFLOUは、地元の宿泊施設やまちづくり関係者による実行委員会が主催し、今年で2回目。

 温泉街に縫うように連なる「すずらん通り」では、空き地をステージにしたパフォーマンスや、廃業した工場を利用した作品展示などが行われた。せみ時雨の中、浴衣姿の親子連れがゆったりとした風情を楽しんでいた。

 温泉街に住む星文江さん(87)は「昔はパチンコ屋も射的場もあったが、こんなににぎやかになるのは久しぶり。うれしいね」と笑顔で話した。

 FLOUは7月16日まで。夕方からライトアップやプロジェクションマッピングが行われる。

温泉街の一角でペットボトルに絵を描く子どもたち=7月15日、魚沼市大湯温泉
2022年に大湯温泉で行われたアートフェス「フロー」。イルミネーションが施された旅館の建物=2022年8月7日、大湯温泉

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