日曜フリー走行はKONDO RACINGの小高一斗がトップタイム/第6戦富士

 7月16日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦が行われている静岡県の富士スピードウェイは、決勝日を迎えた。午前9時20分から30分間行われた日曜フリー走行では、小高一斗(KONDO RACING)がトップタイムをマークしている。

 気温25度/路面温度29度、土曜日よりは幾分薄い曇り空の下、セッションはスタート。ユーズドタイヤ、重めのガソリン量など、決勝を想定したものと思われる走行に各車は入っていく。ピットロード出口では、多くの車両がスタート練習を行った。

 セッション序盤、上位勢のタイムは1分24秒台後半から25秒台といったところ。開始10分を前に、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)が1分24秒390と、目立って速いラップを記録し暫定トップに立つ。平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、山下と小高のKONDO RACING勢、そして国本雄資(Kids com Team KCMG)らが、山本のタイムに肉薄していく。

 残り9分になり、平川が1分24秒320と山本を上回る最速ラップを記録。続いて小高が1分24秒311と、わずか0.009秒、平川のタイムを縮めてタイミングモニター最上段に立った。この時点でセクター1は山本、セクター2は小高、セクター3は平川が、それぞれベストタイムをマークしている。

 セッション終盤には、ランキングリーダーの宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)も上位へと浮上。残り5分時点で誰よりも多い13周を走り込んでおり、決勝に向けた準備が整っているようにも見える。残り5分を切り、今大会好調な佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)が4番手へと浮上してきた。

 セッションを通して目立った混乱・イレギュラーはなく、9時50分にチェッカーフラッグが提示されてフリー走行は終了。小高がマークした1分24秒311が、このセッションのベストタイムとなった。以下、平川、山本、佐藤、国本、山下と続くトップ6となっている。

 ランキング2位のリアム・ローソン(TEAM MUGEN)は7番手、ランキング首位の宮田は8番手、ランキング3位の野尻智紀(TEAM MUGEN)は15番手でこのセッションを終えた。

 41周、または75分で争われる第6戦決勝は、このあと14時30分にフォーメーションラップがスタートする。

2023スーパーフォーミュラ第6戦富士 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
2023スーパーフォーミュラ第6戦富士 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)
2023スーパーフォーミュラ第6戦富士 佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)

© 株式会社三栄