〈コラム〉アニメ録画全盛期の名機「PT3」の後釜?絶滅寸前の高性能PCチューナー界にドイツメーカーが殴り込み!

ストリーミング配信サービスの黎明期〜成長期、パソコンでTVアニメの録画をするなら王道だったアースソフトのPCIe接続TVチューナー「PT」シリーズ。

【連載:アニメをモット楽しむコラム】

2012年に発売されたPCI Express x1接続の地デジ/BS/CS対応チューナー「PT3」を最後に、以降新製品は発売されず2016年に販売終了に。同時録画可能な機能性と低ドロップを兼ね備えた安定性から、TVチューナーの王道として、お世話になった方もいるのではなかろうか。

販売終了した今なおメルカリやヤフオク・Amazonで取引されており、4万円まで高騰することもあるほど、人気は未だ健在。以降、ストリーミング配信サービスの隆盛などに伴い次第に録画自体の需要が減少しており、現在日本企業でPC用TVチューナーを販売するのは「Xitシリーズ」を手掛けるピクセラを筆頭に残り少ない。

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PTシリーズの終焉とともにフラグシップなTVチューナーカードも絶滅…かと思われた2023年、ドイツの「Digital Devices社」が日本市場へ殴り込み、先日PT3と似たコンセプトを持つ事実上の後釜機種「Max」シリーズを発売した。製品自体は既に市場に流通しているものの、今回は日本総代理店によるサポートも付いた正規の国内販売となり、価格は46,750円から。

「低ドロップ率世界最高峰」のハイスペックモデルとして銘打つ本シリーズでは性能や価格が異なる「Max M4 4x」「Max SX8 Pro」「Max SX8 Basic」の計3モデルが展開される。

対応規格を見てみると地上波はもちろん、ケーブルチューナー、衛星チューナーまで対応しており、ドライバはWindows 10までのサポート。(チューナー利用者はご存知だろうが)Windows 10で利用する場合、UEFI (BIOS)上でセキュア ブートを無効にする必要がある点にご注意。

なお、B-CASカードなどは同梱しておらず本体単体での販売とのことで、こちらもPT3譲りなのだろうかと想起させる……という殆どのアニメ視聴者の方にとっては「?」と思われるだろうが、刺さる人には刺さると思うのでぜひチェックしていただきたい。

https://www.goppa.jp/digital-devices/product/max_m4.html

さらに、この際追記として紹介させていただきたいのが、知る人ぞ知るあの”一見エ□ゲのパッケージ”でお馴染みアニメ全自動録画ソフト「ANIME LOCKER」。こちらは発売からしばらく時間が経っているものの、ストリーミング全盛期に突入した今でも継続的に更新が続けられている。これ以降説明すると色々問題なので興味のある方はこちらもどうぞ。(編集部=市井)

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