FC琉球、好機つくれず 富山に0-1 三連勝ならず ボール保持も攻撃単発

 サッカーの明治安田J3第18節第1日の15日、FC琉球は富山県総合運動公園陸上競技場でカターレ富山と対戦し、0―1で敗れて3連勝はならなかった。通算成績は7勝9敗2分けで勝ち点は23のまま。順位は11位。前半は序盤から琉球がペースを握り優位に試合を進めたが、35分に左コーナーキックから頭で決められて失点。その後も攻められたが守って0―1で折り返した。後半もパス回しでボールを保持するも攻撃は単発のシュートにとどまり、得点の糸口がつかめずに相手ゴールに迫る決定的場面はなかった。次戦は22日午後6時半から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでYSCC横浜と対戦する。
富山 10勝3分け5敗(33)
 1―0(1―0,0―0)
琉球 7勝2分け9敗(23)
▽得点者 【富】 坪川(2)
▽観客 2604人
 ぴりっとしない内容で3連勝には届かなかった。試合を通してうまくDF陣からボールをつないだが、前線でぷつりと途切れる場面が多く、相手の脅威となる展開に持ち込めなかった。

 富山はリーグ上位チーム。天皇杯2回戦でJ1京都サンガをPK戦で破り、12日の3回戦、新潟戦は雷雨中止となったが、過密日程で選手に疲れも見え隠れしていた。

 琉球は前半の終盤にセットプレーから失点。フリーにした選手にゴール前に飛び込まれ、頭でゴール隅へと押し込まれた。そこから相手ペースとなり、再三のピンチを迎えた。ゴールをかすめるシュートを浴び、GK田口潤人のセーブで何とかしのいだ。

 琉球は後半もボールを保持する場面が多かったが、得点の糸口をつかめないまま時間だけが過ぎた。

 いつもは右バックの柳貴博をセンターバックに配置し、右バックに上原牧人、左バックに高安孝幸を使うなどDF起用で模索も続く。先に点を奪われる展開が6試合続いており、DF陣のみならず、チーム全体として大きな壁にぶち当たっている。

(大城三太)

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