カリブ海の島国に処理水説明 外務政務官、7カ国が理解と支持

 外務省は16日、高木啓外務政務官がカリブ海の島国セントビンセント・グレナディーンを訪れ、同国で開かれた東カリブ海漁業相会合で東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡る日本の立場を説明したと発表した。外務省によると、参加したアンティグア・バーブーダやドミニカなど全7カ国が理解と支持を示した。

 高木氏は13、14両日、同会合に出席。国際原子力機関(IAEA)と協力し、科学的根拠に基づいて処理水放出を実施する日本の方針に理解を求めた。

 処理水放出を巡っては、中国が6月のアンティグア・バーブーダとの外相会談で「核汚染水の排出強行」への懸念で一致したと発表していた。

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