【J1注目プレビュー|第21節:神戸vs鳥栖】首位奪還のチャンスを迎えた神戸、鳥栖は前回のリベンジに燃える

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

【明治安田生命J1リーグ第21節】

2023年7月16日(日)

19:00キックオフ

ヴィッセル神戸(2位/40pt) vs サガン鳥栖(8位/29pt)

[ノエビアスタジアム神戸]

◆カギはハイプレス、首位奪還へ【ヴィッセル神戸】

前節はアウェイでのアルビレックス新潟戦で0-1と勝利。首位の横浜F・マリノスとの勝ち点差を「3」に縮めた。

消化試合が少ない中での勝ち点差は「3」。そして今節は横浜FMが負けたため、勝てば首位に返り咲くことが可能となった。

その神戸は、アンドレス・イニエスタに続いてセルジ・サンペールとも別れ。2週間前のお別れが、今節も待っている。ただ、それは神戸の進化とも言えるだろう。

“バルサ化”という言葉を追いかけるのをやめ、今季はハイプレスを軸に見事なサッカーを展開。攻撃陣の決定力もさることながら、そのハイプレスが機能している結果がゴールにつながっている。

ポゼッションをする鳥栖に対し、ハイプレスをどう仕掛けるか。当然、相手はそのプレスを回避する策を準備してくるが、強度を保ち続けていけるのかが注目となる。

★予想スタメン[4-3-3]

GK:前川黛也

DF:酒井高徳、大﨑玲央、本多勇喜、初瀬亮

MF:山口蛍、齊藤未月、佐々木大樹

FW:武藤嘉紀、大迫勇也、汰木康也

監督:吉田孝行

◆前回は完敗、自信をつけた今を見せる【サガン鳥栖】

苦しんだシーズン序盤を乗り越えた今、鳥栖の調子は完全に上向いている。前節はホームにセレッソ大阪を迎えて2-1で勝利。連敗を回避した。

前々節は浦和レッズに敗れたが、上向いた今のチームが実力を図るには神戸は最適な相手。4カ月前の対戦では成す術なく敗れただけに、しっかりとした形を見せたい。

前回最も苦しんだのは神戸の真骨頂であるハイプレス。攻撃の形をも全く作れなかったが、今はもう違う。

ボールを繋ぎならも、常に数的優位を作り、システムも可変して対応。ビルドアップのやり方にも改善が見られ、チームとして自信も手にしている。

あとは相手の個の強さをどう消していくのか。レベルアップしているところをしっかりと見せつけたいところだ。

★予想スタメン[4-2-3-1]

GK:朴一圭

DF:原田亘、ファン・ソッコ、山﨑浩介、菊地泰智

MF:河原創、手塚康平

MF:長沼洋一、小野裕二、岩崎悠人

FW:富樫敬真

監督:川井健太

出場停止:堀米勇輝

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