30周年の横浜ランドマークタワーで「デジタルアートバトル LIMITS」が開催、観客から「すごい!」の歓声

横浜ランドマークタワー30周年記念イベント第一弾「みらいをひらくデジタルアートバトル by LIMITS」が16日、横浜ランドマークタワー(神奈川・横浜市)にて開催された。

7月16日に開業30周年を迎えた横浜ランドマークタワーでは16日と17日の2日間に渡り一般参加型の特別イベントとなる「みらいをひらくデジタルアートバトル by LIMITS」を横浜ランドマークタワー内のランドマークホールにて開催。初日の16日にはエキシビション・マッチが行われた。

1993年から現在に至るまで累計8億人以上が訪れている横浜ランドマークタワーは、開業当時はショッピングモール・オフィス・ホテルの3つの機能を有した日本初の垂直統合ビルとして話題となった。今年で事業着工40周年となる横浜港に面した計画都市「横浜みなとみらい21」にあり、横浜のシンボル的存在の一つとなっている。

「LIMITS」(リミッツ)とは、アート作品を用いたフリースタイルのデジタルアートバトル。20分間という制限時間内にペイントソフトを使って作品を完成させ、「アイディア」「テクニック」「パフォーマンス」を審査員が採点し観客投票と合わせて勝敗を決める新感覚デジタルエンターテインメント。テーマがその場で与えられることと、製作過程も公開されることが特徴だ。

エキシビション・マッチではクリエーターのユウキリリーとAKIが対戦し、観客投票で勝敗を決することになった。与えられたテーマは「YOKOHAMA LANDMARK TOWER」と「心躍るみらいの買い物」。勝負が始まると、その場でテーマが与えられたにも関わらず、さっそく2人は、ペイントソフト・タブレット・ペンを使って作品を描き始めた。

ユウキリリーはまず、横浜ランドマークタワーもそびえ立つ「横浜みなとみらい21」の風景を描き始めた。その街並みがやがて背景となり、青空のもとで買い物を楽しむ女性や買い物客を迎える店員たちの姿を描き加えた。

一方、AKIはお洒落をした和服の女性たちの後ろ姿を描くことからスタート。続けて「横浜みなとみらい21」の風景を描いて行った。大スクリーンを通して生中継される製作過程をパフォーマンスとして観客に見せることが「LIMITS」の魅力の一つだが、モノクロで作品を描いているときにスクリーンの画面がいったん真っ黒になり、再び作品が浮かび上がってきたときにはモノクロで描かれていた作品に色がついている「ブラックアウト」のテクニックを披露。観客たちから「すごい!」との歓声があがり、観客投票の結果、AKIが勝者となった。

ユウキリリーは「すごく楽しいイベントだと思いますので、これからも楽しんで行ってください」と、AKIは「帰ったらぜひ、(ペイントソフトで)お絵描きして頂けたらと思います」と声を弾ませていた。

撮影協力・横浜ランドマークホール

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