「本気で来いよ」佐藤浩市&横浜流星の師弟関係に胸熱 “今この瞬間を生き切る”『春に散る』場面写真

©︎2023映画『春に散る』製作委員会

ノンフィクションの傑作「深夜特急」三部作をはじめ、数々のベストセラーを世に放ってきた沢木耕太郎が、半生をかけて追い続けてきたテーマは、ボクシングを通じて“生きる”を問うこと。その集大成ともいえる最高傑作『春に散る』(朝日新聞出版)を、人間ドラマの名手、瀬々敬久監督(『ラーゲリより愛を込めて』)が、佐藤浩市と横浜流星を主演に迎えて映画化。8月25日(金)より公開される。

先日、横浜流星がボクシングプロテストに合格したことでも大きな反響を呼んだ本作より、新たな場面写真が解禁となった。

沢木耕太郎の最高傑作を映画化

本作の主人公は、不公平な判定で負けアメリカへ渡り04年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、偶然飲み屋で出会い同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願。やがて二人は世界チャンピオンを共に⽬指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。

佐藤浩市が、翔吾を導くことで人生に尊厳を取り戻そうとする仁一、横浜流星が仁一と出会い諦めかけていた夢に再度挑戦する翔吾を演じ、山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝ら豪華キャストが集結した。

佐藤浩市「本気で来いよ」

公開された場面写真は、仁一(佐藤浩市)と翔吾(横浜流星)、人生を賭けた戦いに挑む二人を捉えたもの。「今しかない」という言葉で共鳴し合い、心を通わせ、ひとつになっていく“仁さん”と翔吾。まっすぐ見つめ合い、時には気持ちをぶつけ合っていく姿は観る者の心を強く打つ。

プロテストに合格するまで、本気でボクシングに向き合った横浜流星のトレーナー役を演じた佐藤。そんな佐藤にミットの指導を行った松浦は、「受けるのは怖いと思いますが、ミットをなるべく顔の近くに構えてパンチを迎えに行って、どっしりとした態度で流星君をリードしてくださいと話しました。流星君のパンチを受けると、かなり痛いはずなんですが、佐藤さんは絶対に流星君の前では痛いと言わない。『本気で来いよ』と、カッコよかったですね」と振り返る。

横浜のまっすぐなパンチを正面から受け止めた佐藤。ふたりの胸熱な師弟関係にも注目だ。

『春に散る』は8月25日(金)より全国公開

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