ヴィッセル神戸、首位返り咲き サガン鳥栖に2-1で逆転勝ち

神戸-鳥栖 前半、味方のロングパスを巧みにトラップし攻め込む大迫=ノエビアスタジアム神戸(撮影・風斗雅博)

 明治安田J1リーグ第21節最終日の16日、ヴィッセル神戸は本拠地ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)でサガン鳥栖と対戦し、2-1で逆転勝ちを収めて首位に返り咲いた。

 前半3分、左サイドの汰木(ゆるき)のクロスに武藤が頭で合わせたが、ゴール右にそれた。同35分にはこぼれ球を奪ったトゥーレルがドリブルで攻め上がり、武藤を経てボールは大迫へ。強烈なミドルシュートを放つも、GKの好セーブに阻まれた。

 前半終了間際には、またもトゥーレルがドリブル突破。武藤からパスを受けた山口が、ペナルティーエリア手前の中央からゴールを狙ったが、わずかに左にそれた。

 後半早々、神戸は先制点を奪われた。6分、自陣ペナルティーエリア内で初瀬が相手を倒したとみなされ、PKを献上。鳥栖の富樫に決められた。

 しかし、神戸は2分後に追い付いた。佐々木がペナルティーエリア左から折り返すと、大迫が左足を振り抜いて同点ゴールを決めた。さらに後半37分、大迫が自陣から鋭い縦パス。武藤がドリブルで攻め込み、ペナルティーエリア手前からシュート。GKがはじいたボールをジェアンパトリッキが左から押し込み、2-1と逆転に成功した。

 同43分、武藤が右サイドからクロスを挙げ、大迫が胸で落としてから押し込み、ゴールネットを揺らした。だがハンドと判定され、得点は認められなかった。

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