第105回全国高校野球選手権記念岡山大会第8日は16日、倉敷市のマスカットスタジアムで2回戦残り3試合があり、岡山東商、金光学園、青陵が3回戦に進み、16強が出そろった。
岡山東商は五回に坂手と岡本の2ランで4点を奪い、興陽に5―3で逆転勝ち。金光学園は佐伯が6安打完封し、商大付を7―0で下した。青陵は3―1で総社南に競り勝った。
第9日の17日はマスカットスタジアムと倉敷市営球場で3回戦4試合が行われる。
▽2回戦
岡山東商、勝ち越し2ラン
興陽
010010100｜3
00004001X｜5
岡山東商
▽本塁打 坂手、岡本
▽二塁打 伊藤、石原▽捕逸 今井
【評】岡山東商は0―2の五回、右前打の前川を一塁に置き、坂手が左越えに同点弾。さらに今井が左前打で出ると、岡本が右越えに勝ち越し2ランを運んだ。
興陽は13安打と打力を見せ、石原の適時二塁打などで2点を先行。七回、1点差に迫った直後の本盗失敗は惜しかった。
金光学園が無四球完封
金光学園
012010003｜7
000000000｜0
商大付
▽本塁打 増田
▽三塁打 勝楽▽二塁打 堀▽暴投 佐伯
【評】金光学園は右腕佐伯が直曲球を低めに集め無四球完封。打線は二回、敵失の走者を楠が右犠飛でかえし無安打で先制。三回は2死から4連打で2点を奪い、五回は増田が2試合連続のソロを左中間に放った。
商大付は岩井が3安打と奮闘も打線のつながりを欠いた。
青陵 投手戦制す
総社南
000000100｜1
00100011X｜3
青陵
▽三塁打 小原▽暴投 林、宮田▽捕逸 西江
【評】青陵が投手戦を制した。主戦左腕の宮田は緩急を付けて5安打1失点で完投。打線は1―1の七回、敵失を足場に2死三塁として宮田の中前適時打で勝ち越し、八回は小原、小野の連続長短打で3点目を挙げた。
総社南は七回に吉田の適時打で追い付き、右腕林も粘投した。
