第54回新潟県中学校総合体育大会は7月16日、各地で競技を行った。バスケットボールは女子の新潟清心女が3連覇を飾り、男子の本丸が連覇を果たした。バレーボールは中之口の男子が3連覇、女子が2連覇を達成した。
陸上は、男子3000メートルで小海楽空(十日町吉田)が大会新記録。前日の1500メートルとの2冠を獲得した。男子400メートルリレーは、新津一が大会新で栄冠を手にした。
水泳は、男子400メートル個人メドレーで根岸歩夢(直江津)が県中学新記録。前日の200メートル個人メドレーとの2冠を得た。
柔道は、男子81キロ級の箱岩陸(新津一)、女子44キロ級の桐生紗恵子(新発田一)が、共に団体との2冠に輝いた。
◆新潟清心女3年小林咲弥花&小池昌鈴が底力、勝利の原動力に・バスケ女子
3年生2人の奮闘で、追いすがる相手を振り切った。バスケットボールの女子は、新潟清心女が3連覇。チーム主将の小林咲弥花は「ベンチや応援も含め、チーム全員で戦えた」と笑みを浮かべた。
準決勝までの3試合は65点差以上をつけて大勝したが、長岡大島との決勝は前半を終え35-32。経験をしなかった接戦に、ゲーム主将の小池昌鈴は「焦りもあった」と振り返る。
後半も、速さと3点シュートの決定力がある相手に、点差はなかなか開かなかった。相手を振り切る原動力となったのが、小林と小池だった。
小林は持ち味の速さを生かして相手の守備を破って加点。小池はリバウンドで強さを発揮した上に、得意の3点シュートも決めた。
北信越では全中出場権獲得と連覇を狙う。小林は「北信越で優勝し、全国では昨年予選リーグで敗れたリベンジを果たしたい」と力を込めた。
(運動部・小林史佳、写真も)