経営危機のVanmoof 万が一の時に備えてデジタル鍵を生成するアプリが登場

ハイテクEバイクメーカーで有名な「Vanmoof」は2023年7月16日現在、経営危機で知られています。Vanmoofの問題点は、スマートフォンアプリで鍵を解錠する必要があるため会社が倒産した場合、アプリが消失してしまい鍵の解錠ができなくなることです。

出典:Ride the future with our Electric Bikes | VanMoof

そんな中、Vanmoofのライバル企業で知られているCowboyが、バイクのキーを携帯電話に保存することで、サーバーがダウンしても乗り続けることができるアプリを発表しました。この機能を備えたアプリはAppstoreとGoogle Playで入手可能です。

出典:Bikey app — Save your VanMoof bike digital key locally and keep riding (cowboy.com)

このアプリは、ユーザーだけのデジタルキーを生成し、個々のバイクの基本設定にアクセスすることが可能となります。さらに、デジタルキーとユーザーデータはユーザーの携帯電話に保存され、サーバーには一切収集されません。ローカルキーを生成するためには、初回のみVanMoofアカウントに接続する必要があるが、メールアドレスやパスワードが共有されることはないとのことです。

VanMoofの保証に関しては、Cowboyは、アプリはVanMoofが提供する既存の機能のみを使用しているため、基本的にはバイクと直接接続し、リモートコントローラーのように動作します。ただし、VanMoofはバイクの保証条件の唯一の所有者であるため、保証が無効になった場合の責任は負えないとのことです。

アプリはS3/X3モデルのみをサポートしており、将来的にはA5/S5のサポートも予定しています。S2/X2シリーズに関しては対応の予定は無いとのことです。

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© シクロライダー編集部