大勢でノックを受ける催し「みんなで1万本ノックin魚津」が16日、富山県魚津市天神山野球場で開かれた。ノッカーはソフトボール女子の元日本代表監督、宇津木妙子さんらが務めた。幼児から70代まで約120人が次々と放たれる打球に食らいつき、心地よい汗を流した。
男女問わず、野球やソフトボールを楽しむ参加者が合計1万本を目指して一緒にノックを受けるもので、うおづスポーツコミッション(会長・村椿晃魚津市長)と魚津市ソフトボール協会が実施。開会式では宇津木さんが球を打って村椿市長が取る掛け合いもあり、会場を沸かせた。
その後、富山サンダーバーズの選手らもノッカーに加わり、10レーンに分かれて一斉に球を打った。参加者は懸命にボールを追い、進行役でソフトボール大好き芸人のはつぞのゾノさんから「ナイスキャッチ」などとエールを送られた。主催者によると、この日のノックは計1万14本を数えた。
ソフトボールのスポーツ少年団に所属する島田美愛さん(12)=富山市=は「宇津木さんは有名な人なので楽しみだった。球を取るのは結構難しく、もっと練習を頑張りたい」と笑みを見せた。指導した宇津木さんは「暑い中、多くの子どもたちが参加してくれてありがたい。チャレンジする喜びを味わってほしい」と話した。