浴衣売り上げ2倍超 夏イベント本格再開追い風 購入層は10代~70代とほぼ全世代 そごう千葉店

浴衣売り場で品定めをする女性客=14日、千葉市中央区

 夏の盛りを迎え、女性向け浴衣の販売が好調だ。そごう千葉店(千葉市中央区)では、7月の売り上げが昨年同月の2倍以上で推移。今夏から花火大会など夏のイベントが本格的に再開し、浴衣を着る機会が増えたことが理由とみられる。

 同店によると、新型コロナの感染拡大でイベントの中止が相次いだことから、近年は売り上げが落ち込んでいた。今年は6月に入って売り上げが伸び始め、今月1~13日は昨年同期比の約2.4倍に。猛暑を反映して、涼しげな白地や青地の商品が人気。売れ筋の価格は3万6千円~5万円で、購入層は10代~70代とほぼ全世代にわたるという。

 同店の担当者は「花火大会や職場のイベントなど着ていく場が増えたのが、人気の理由だろう。8月上旬ごろまで、昨年以上に売れる状態が続くのではないか」と期待した。

 白地の浴衣を購入した60代女性は「汗をかいても洗いやすい素材のものを選んだ。浴衣を着ることで、一緒にいる人に涼しげだと感じてもらいたい」と話した。

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