仙台管区気象台の7月17日朝の発表によると東北地方の日本海側では、これまでの大雨により、土砂災害の危険度が高い状況が続いている。秋田地方気象台の昼頃の発表によると、秋田県秋田市仁別では降り始めからの総降水量が400ミリを超えており、18日に再び雨が強まる見込みだ。
東北地方には高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が日本海から流れ込んでいる。また18日から19日にかけて前線が朝鮮半島を通って東北地方へ延びる見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が再び活発となるとみられる。
同気象台は19日ごろにかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけている。
東北地方の予想降水量
7月17日~18日にかけて1時間に20ミリと強い雨が降り、大雨となる所がある見込み。
7月17日6時~18日6時の24時間予想降水量
東北日本海側 50ミリ
東北太平洋側 30ミリ
7月18日6時~19日6時の24時間予想降水量
東北日本海側 50~100ミリ
東北太平洋側 50~100ミリ
※いずれも多い所の予想雨量
その後も東北日本海側では、雨が断続的に降り、降水量が多くなる見込み。
秋田県の予想降水量
7月17日~18日にかけて予想される1時間降水量
沿岸 20ミリ
内陸 20ミリ
7月17日12時~18日12時の24時間予想降水量
沿岸 50ミリ
内陸 50ミリ
7月18日12時~19日12時の24時間予想降水量
沿岸 50~100ミリ
内陸 50~100ミリ
※いずれも多い所の予想雨量
その後も雨が断続的に降り、降水量が多くなる見込み。