ウッズ、マキロイに続くリバプールの全英王者は 日本勢は松山英樹ら9人

前年覇者はキャメロン・スミス。聖地・セントアンドリュースでの戦いを制した(撮影/村上航)

◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前情報◇ロイヤルリバプール(イングランド)◇7383yd(パー71)

2023年のメジャー最終戦が20日(木)に開幕する。イングランド西部ロイヤルリバプールでの開催はロリー・マキロイ(北アイルランド)が優勝した2014年大会以来9年ぶり。06年にはタイガー・ウッズが優勝したホイレイクに世界のエリートが集う。

キャメロン・スミス(オーストラリア)が優勝したセントアンドリュース・オールドコースでの第150回大会を経て、クラレットジャグは2年ぶりにイングランドへ。マキロイは前回大会の惜敗のリベンジに向け、直前の欧米共催ツアー「ジェネシス スコットランドオープン」で優勝した勢いを持ち込みたい。

ジョン・ラーム(スペイン)、ブルックス・ケプカ、ウィンダム・クラークは今季メジャー2勝目がかかる面々。6月の「全米オープン」でクラークに敗れたリッキー・ファウラーは「ロケットモーゲージクラシック」で4年ぶりのツアー優勝を引っ提げて、2年ぶりにリンクスに帰ってきた。

スコッティ・シェフラーはことし、「マスターズ」で10位、「全米プロ」2位、「全米オープン」3位と世界ランキング1位に相応しいメジャーでの戦いぶりを展開。LIVゴルフで今季3勝を挙げているテーラー・ゴーチも存在感を示したい。

日本勢は2021年マスターズ王者の松山英樹に加え、8人が国内ツアーから参戦する。アマチュアとして「日本オープン」を制した蝉川泰果、賞金王・比嘉一貴とランク2位だった星野陸也が昨年のうちに出場権を獲得。ことし5月の「ミズノオープン」の上位4人、平田憲聖、金谷拓実、中島啓太、安森一貴にメジャー切符が付与されたほか、岩田寛は6月「日本ツアー選手権」までの賞金ランク1位の資格で8年ぶりの出場を決めた。

9年ぶりに大会を迎えるロイヤルリバプールは18ホールのパーを当時の72から71に変更、バックナインの数ホールに大きな改造を施した。それでいて総距離は計71yd延長。賞金総額は大会史上最高の1650万ドル(約22億8392万円)に設定された。

<主な出場予定選手>
キャメロン・スミス、パトリック・カントレー、ウィンダム・クラーク、ジェイソン・デイ、ブライソン・デシャンボー、リッキー・ファウラー、テーラー・ゴーチ、比嘉一貴、平田憲聖、星野陸也、ビクトル・ホブラン、岩田寛、ダスティン・ジョンソン、金谷拓実、ブルックス・ケプカ、松山英樹、ロリー・マキロイ、フィル・ミケルソン、中島啓太、ジョン・ラーム、スコッティ・シェフラー、蝉川泰果、ジョーダン・スピース、安森一貴

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