中高生が交流広げる場へ 盛岡「momo cafe」プロジェクト試行

作ったパンケーキを食べながら談笑する高校生

 中高生のため、学校でも家でもない「第三の居場所」をつくろうというプロジェクト「momo cafe」(実行委主催)が盛岡市で試行されている。勉強や部活動に励む生徒が、料理やお菓子作りでリフレッシュ。普段は別の学校に通う同年代が、進路や趣味の話に花を咲かせ、交流を広げる場となっている。

 6月からプレオープンとして開催。15日に同市盛岡駅西通のアイーナの調理実習室で開かれた3回目は、市内の高校6校の9人が参加した。ふわふわ食感のパンケーキ作りに挑戦。初対面とは思えない笑い声を響かせながら、クリームやアイスなどで飾り付けた。

 気軽に訪れることができるよう参加費は無料に。拠点は置かず、市内の公民館や集会所で開いている。6月は生徒がカレーや菓子作りの後、トークを楽しんだ。盛岡市支援対象児童等見守り強化事業補助金を受けて活動している。半年程度の試行を経て本格運用を目指す。

 第1、3土曜日に開催。次回は8月5日、同市永井の都南公民館でクレープ作りを行う予定で準備を進めている。交流サイト(SNS)やチラシで告知する。問い合わせはインスタグラム(momocafemorioka)へ。 

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