【梅雨明けいつ?】「梅雨明けは来週以降にずれこむ可能性」 今週半ば再び雨予報 その後もスッキリ夏空は少なめ 中国地方

3連休に入って夏の高気圧の勢力が強まり、全国各地では命に危険を及ぼすような猛烈な暑さに…。広島県内でも真夏の到来を思わせる青空が広がって、きのう16日は県内で初めて35℃以上の「猛暑日」が観測されました。

すっかり気分は「梅雨明けモード」となるところですが、広島地方気象台は、この3連休中の梅雨明け発表を見送りました。

今週半ば以降、夏の高気圧の張り出しが弱まって、再び西日本付近へ梅雨前線が南下してくることが予想されるためです。

RCCウェザーセンター 岸真弓 気象予報士:
「先週金曜の時点で広島地方気象台は、きのう16日の日曜日に中国地方の梅雨明けの発表を検討していました。今週水曜頃まで晴れることが予想されていたためです。ただ、夏の高気圧の強い勢力が思った以上に続かず、あす18日の夜には天気が崩れる見通しとなりました。現在の晴れ間は『梅雨の中休み』と判断したようです。」

毎年、梅雨明け発表のタイミングには頭を悩ませている気象庁…。去年は、速報の段階で観測史上最も早く、初めて6月のうちに中国地方の梅雨明けを発表しました。

しかし7月に入って雨や曇りの日が多く、最終的に梅雨明けの確定日は7月26日へと大幅に変更されました。

では、ことしの梅雨明けはどうなるのでしょうか。中国地方の梅雨明けの平年日は7月19日ごろですが…。

広島地方気象台は「現時点の予報資料を見る限り、来週前半にかけてもスッキリと晴れる日は少ない。梅雨明けの発表は来週以降にずれこむ可能性がある」としています。

安定した真夏の青空はまだ、しばらくお預けとなりそうです。

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