【盛岡・マーキュリーカップ】川田「道中はとても雰囲気良く走ってくれた」ウィルソンテソーロが交流重賞連勝

7月17日、盛岡競馬場で行われた交流G3・マーキュリーカップは、川田将雅騎乗、ウィルソンテソーロが人気に応えて快勝。交流重賞2連勝を果たした。鞍上の川田将雅騎手は同レース3勝目。

マーキュリーカップ、勝利ジョッキーコメント
1着 ウィルソンテソーロ
川田将雅騎手
「無事に良い内容で勝つことが出来て何よりです。この暑さの中、レースの時間帯は多少涼しくはありましたけども、この中間はだいぶ暑かったですし、その暑さがどう影響するのかというところと、2000mがどれだけの内容で走れるかというところに重きを置いての競馬でしたが、どちらともしっかりと良い内容でこなしてくれてホッとしています。1コーナーの入りで少し行きたがったのでそこは譲ってあげながらリズムを取って、結果としてあの位置になりました。道中はとても雰囲気よく走ってくれましたし、手応えも良く直線に向くことが出来たので、リズム良く加速しながらという直線でした。前走初めて乗せて戴いて、とても良い馬だなと思いましたし、そこからもうひとつ中身的にもダート馬としてしっかりとしたなという印象で、これだけの内容だったので、安心して乗っていられました。ここから改めてもうひとつ上の強い馬たちと戦えるように準備をしていけたらという思いです」

小手川準調教師
「前回も川田君に乗ってもらって褒めてくれましたから、自信を持つことができましたし、し っかり仕上げることができました。一度、骨折している馬ですから坂路が中心の調教でしたが、 現在は閉鎖中。それでも中身を作れば力を出してくれると信じていました。ダートでも切れ味を発揮できるのがこの馬の武器。今後の予定はオーナーと相談して決めたいと思っていますが、今日は2000mも坂もこなしてくれましたからね。この先の夢が広がりました」

レース結果、詳細は下記のとおり。

17日、盛岡競馬場で行われた12R・マーキュリーカップ(G3・3歳上・ダ2000m)は、川田将雅騎乗の1番人気、ウィルソンテソーロ(牡4・美浦・小手川準)が快勝。4馬身差の2着にテリオスベル(牝6・美浦・田島俊明)、3着にメイショウフンジン(牡5・栗東・西園正都)が入り、掲示板をJRA勢が独占した。勝ちタイムは2:01.8(重)。

連覇を狙った2番人気で坂井瑠星騎乗、バーデンヴァイラー(牡5・栗東・斉藤崇史)は、4着敗退。

キタサンブラック産駒

マーキュリーカップを勝利したウィルソンテソーロ (C)岩手県競馬組合

川田将雅騎乗の1番人気、ウィルソンテソーロが前走のかきつばた記念に次いで、交流重賞を連勝を果たした。道中は先行各馬を見ながら好位を追走。向こう正面からじわっと上がっていき、勝負どころで勢いよく進出。直線でも手応えは十分に残しており、逃げたテリオスベルをあっさりと交わして4馬身差と力の違いを見せた。

ウィルソンテソーロ 10戦6勝
(牡4・美浦・小手川準)
父:キタサンブラック
母:チェストケローズ
母父:Uncle Mo
馬主:了徳寺健二ホールディングス
生産者:リョーケンファーム

【全着順】
1着 ウィルソンテソーロ 川田将雅
2着 テリオスベル 江田照男
3着 メイショウフンジン 酒井学
4着 バーデンヴァイラー 坂井瑠星
5着 サンライズホープ 幸英明
6着 フレイムウィングス 山本政聡
7着 ヴァケーション 村上忍
8着 レールガン 高橋悠里
9着 スズカゴウケツ 菅原辰徳
10着 ノーブルサターン 高松亮
11着 サイファリス 松本剛志
12着 サンライズハイアー 松戸政也
13着 ミスティネイル 松本一心

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